ベルギー移住生活: 意気消沈のクマ太郎

2月22日に1才になったクマ太郎。

去年4月20日にわが家に来てから、常に健康優良児で、グングン成長し、あっという間にMomo姉ちゃんの体重を追い越し3倍近くにまで巨大化したクマ太郎。

全く病気知らずで、元気すぎるくらいだったが、今週月曜日の朝から事態が急変した　・・・

僕が朝、7時ごろ起床して、Momo太郎コンビのいるリビングに入ると、タロくんは「クゥ～ン、クゥ～ン」と小さく泣いている　・・・　最初は気にも留めず、テラスの窓を開け、テラスに出て、外の空気を吸わせてやったら泣き声は止まったので、これは普通と思った。

しばらくして、タロくんが室内に戻ってきたら、またも「クゥ～ン、クゥ～ン」と泣くのである　・・・　「外へ出たいのかなぁ～、でも昨晩は22時ごろ外で散歩（用足し）したから、そんなに早く外へ出なくてもいいんだけどなぁ」　と、僕は思って、放っておいて、9時前にはオランダ語学校へ出かけた。

その後、KatrienがMomo太郎を散歩に連れ出したら、タロくんはひどい下痢をしていたらしい　・・・　「ひぇ～！　そんな下痢を我慢していたのか！　タロくん、悪かったなぁ」

僕が学校から帰ってきたら、タロくんは歩行困難にもなっていた　・・・　歩けない、座るものシンドイ　・・・　伏せってしまった。

おい、これはまずいね、昨日、泥水をたくさん飲んだせいだろうか？　運動させ過ぎたせいだろうか？

「万が一の事もあるから、獣医へ連れて行こう」　と、Katrien、僕も一緒に獣医へ行った　・・・　医者が言うには、やはり　「下痢は泥水のせいかもしれない、歩行困難は運動しすぎの筋肉痛かも知れないし、足の関節がずれているかも知れないので、10日間くらいたっても様子がおかしいならレントゲンを撮ります」　という事で、とりあえず注射を2本、首の付け根の所に打たれ、飲み薬を2種類貰ってきた　・・・　「下痢で、食欲がないならライスウォーターをあげたらいいですよ」　とのアドバイスもあった。

帰宅したら、さっそくライスウォーターを作ってあげた　・・・　何の事はない、「お粥」ですがね　・・・　食欲を増すように、レバー肉入りです。

普段は立った状態で食事をするのだが、立てないので、伏せたまま食べている　・・・　可愛そう。

1杯目は試しに少しだけ入れていたのを完食したので、2杯目を入れたら途中で食べるのをやめて　・・・

伏せてしまった　・・・　今までのタロくんなら、美味しいものがあれば、あるだけ全部食べて、あとで吐き出すくらいの食いしん坊なのに、こんな姿は初めての事だ　・・・　かわいそう！

やっと立ってみても、左足が痛いらしく着地できない　・・・　もちろん歩けない　・・・　かわいそう！

前の日（日曜日）、午前に僕が散歩に連れて行ったが、どぶ池に入って遊び、その水も飲んだ。

ドブから這い上がり　・・・

広場で遊び　・・・

また別のどぶ池に入り　・・・　（多分、飲んで）

走り回り　・・・

その日の午後、僕はテニスの試合があったので出かけ、早めに帰ってきて、天気が良かったので、Momo太郎散歩から帰って来たばかりのKatrienに　「もう一度みんなで歩こうよ！」　と、さらに散歩を繰り返した。

またしても池で遊ぶクマ太郎　・・・　水を飲んでいる！

池に落ちたボールを拾いに行く　・・・

また別の池にも　・・・

ボール遊びは、ボールを遠くに投げて、走って取ってきて、また投げてもらうという遊びだ　・・・　確かに走らせすぎた。

タロくんはまだ若いので、遊んでいる間は疲れ知らずなのだ　・・・　まぁ、人間でもマラソン大会に出てみるとか、普段運動しない人が運動会で走ったとかで、その時には痛みはないが、翌日にヒドイ筋肉痛になる事は少なからず経験する事だと思う。

タロくんにとっては犬生初の「筋肉痛」で、自分に何が起こっているのか分からなかったことだろう　・・・　かわいそうな感じだった。

美味しいデザートを前にして伏せてしまうなんて　・・・

月曜日の夜までは重傷で、火曜日の午前は、なんとか立てるようになった　・・・　火曜日の午後は、外で軽く歩いたが、家の中では歩くのがしんどくて、座る時に足を曲げるのもつらそうだった。

水曜日の午前は歩けるが、ヨタヨタ歩き　・・・　僕が腰痛の時もそうだからね、気持ちはわかるよ（笑）

午後はかなり良くなっていた　・・・　そして夕方の散歩に連れ出したら　・・・