30.3.16

Momoちゃん わが家に来て3年!

パースバカンシー(Paasvakantie) ・・・ イースター休暇の事ですが、オランダ語の学校は2週間休み、公立学校のガキンチョたちも休み ・・・ 仕事に就いている人たちは、2週間のうちの1週間の休みがあるか、丸々2週間休めるかといった感じだと思う。

僕のテニス、ダブルスパートナーは 「最初の1週間は、家族でフランスの山へスキーへ行く」 のだと言っていた。

わが家は、計画なしでのんびりしている。

テラスの花鉢、プランターにやっと手を付けて、去年の植物(もちろん枯れている)を引っこ抜いて、土と枯れた植物を分別して次に備える。

この2日くらいの強風にあおられ、散歩コースでは根こそぎ倒れかかった枯れ木 があった。
わが家は緑の多い遊歩道に面しているが、強風時には「通行禁止」になる ・・・ こんな事もあるからね ・・・ まぁ、歩行者の多い歩道周辺の枯れ木は速やかに撤去されるが、高い所の枯れ枝が落ちてくる危険性があるので、通行止めになる。

しかし、危険を承知で歩く人、自転車で通る人はいる。

Momo太郎コンビの遊び場は、林の中の広場。
枝投げをすると、律儀に必ず拾ってくるタロくん(笑)

単純な遊びに喜んでくれる。
外で走らせて疲れさせなければ、家で落ち着かないから困るのだ。

Momoちゃんは落ち着いて歩く。

時々、タロくんと鬼ごっこみたいに、じゃれて走り回るが、枯れ枝を投げても飛びつくことはない ・・・ 大人の落ち着きだね。

タロくんは喉が乾いたら、池の水を飲みに行く。
(Momoちゃんはそんな事はしない)


Momoちゃん、帰り道になると離れて歩き 「まだ、帰りたくないよ~」 の意思表示をしているみたいだ。

背景ではベルギー国鉄が走っている ・・・

午前の散歩が終わって、お昼時 ・・・
ワンコ飯は、挽肉とニンジン、キャベツ、ホウレンソウで雑炊を作る。

 僕らの飯は、ひき肉、ニンジン、ナスで「麻婆なす」

似たような材料で同時に作るのが、日常化しています。

ちゃんと日本のお昼ごはんみたいに食べる(笑)

やはり、日本人は白飯を一定量食べた方が体調維持にはいいみたいなんだよね、一番わかりやすいのは(汚い話だけど)便の様子を見る事 ・・・ 白飯をしばらく食べないと安定しない(笑)

ベルギー人であるKatrienには、ちょっと食物繊維が多すぎるのかもしれないが、彼女はヨーグルトを余計に食べたり、デザートで調整しているようだ(多分ね)

さて、夕方の散歩 ・・・ 夕陽に輝くネコヤナギの花。


夕方といっても、午後7時ごろ家を出てもまだ陽が当たっていて、8時頃に帰ってもまだ明るいという夏時間のベルギー。

タロくんを走らせる!

Momoちゃんは上品な歩き方。

夕陽に照らされる対岸の風景 ・・・ Momoちゃんは対岸を歩く小さな犬を見ていた。

夜の時間が短くなったことを感じるのは、夕食の時間が遅くなった事 ・・・ 散歩から帰ってきて、夕食の支度をして、食べるのが9時前になってしまう。
(ホウレン草、サーモン、キノコ、タマゴ)

夕食を終えて、ちょっとくつろいだら、あっという間に12時。

外の明るさに惑わされずに、時計に合わせて7時半~8時頃に夕食をしないといけないなと思っている今週 ・・・ 夏時間に変更になった時の 「プチ時差ぼけ」 状態です。

Momoちゃんはくつろぎの夜時間。

3月29日がMomoちゃんがわが家の一員になってから、ちょうど3年目だと Facebook の「3年前の今日」とかいう通知で知った(笑)

3年前のMomoちゃん!
この首輪、今も使っている(笑)

色々あったけど、僕らに癒しと、外に出る楽しみ ・・・ 毎日散歩をして健康になる事にも貢献しているね。

ありがとう、Momoちゃん!

また、おいしいご飯作るよ~!

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27.3.16

地元ガイドと街歩き~

教会の「屋根裏探検」 と 「鐘楼内部見学」 に続き今回は「地元ガイドと行くリールの町散策」です。

聖グマルス教会

あの屋根裏に潜入しての探検はワクワク楽しかった ・・・ 80mの鐘楼のカリヨン見学は市街地の眺めも良く素晴らしかった ・・・ 田舎町リールにありながら、数々のユニークな特徴のある教会。

もうひとつ特徴的なのが「ステンドグラスの美しさ」である ・・・ 現在もこちら側は修復中。
ここのステンドグラスはオランダ・ベルギーにおいてイタリアルネッサンスの影響を受けた最初のものであり 1516-1519 に作成され、最も古く、最も保存状態が良いとされている。

メッヘレン(Mechelen)で、16世紀にネーデルランド17州の総督だったマルガレータ妃と、後に神聖ローマ帝国皇帝カール5世とも深く関わりがある事も興味深い。

聖ペーテルスチャペル(Sint-Pieterskapel)
聖グマルス教会のすぐ隣にあるロマネスク様式のチャペル。

聖グマルス教会の向かいにある小さな家(白い壁)は、時計職人ルイス・ジンメル(1888-1970)の家 ・・・ 彼はこの小さな家で一生を過ごしたらしい。

 ルイス・ジンメルは1970年、リールの名誉市民になった。

教会へまっすぐに伸びる道は「リールで一番古い道」だそうで、この橋に繋がっている ・・・

 この橋はアラゴン橋と言って、1496年、当時の神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の息子、フィリップ美公とスペイン王妃ファナの結婚式が聖グマルス教会で執り行われたため、それをひと目見ようと多くの市民が殺到し、この橋が崩壊して多くの市民が命を落としたという。

アラゴン橋を渡って少し歩くと、白い建物が並ぶ通りがある。
ガイドによると「100年ほど前にリール市は、白い町と言われた時があった。それの名残です」 と説明していた ・・・ 確かに、レンガ造りの多い町なのに、この通りだけ白い壁が続いている。

いつも見ている風景で、運河に面する小さな塔が意味もなく可愛いなぁ~、と思うだけだったが、地元ガイドがいると見方が変わる。

「あの塔と、隣の開いた窓は、昔、市の中心部へ交易品を運ぶ船から税金を徴収していたのです」との説明だった。

税金を徴収された後、この広場で魚市場が開かれた ・・・ 競り市である ・・・ 3-4年前に、市のイベントで昔ながらの魚市が再現されたことがあった(市民参加)

魚市場にあるポンプの塔
ガイドによると 「昔はポンプ(井戸)には女たちが集まり、おしゃべりで賑やかだったよ、今も昔も女のおしゃべりは変わらないけどね」 という事だった ・・・ そりゃそうだね、洋の東西を問わず日本にも 「井戸端会議」 という言葉があるくらいだからね。

リール市で一番古い住宅がこれ。

もちろん何度も何度も修復を重ねて、最初の建築がそのまま残っている訳ではない ・・・ 現在、一般人の住居となっているが、とても狭い建坪で、地下に浴室があり、1階は玄関、2階にキッチンと居間、3階に寝室 ・・・ 生活するのにかなりの運動量が必要なようだ。

市で一番古いので、記念物に指定されていて、年に1度、建物内部を一般公開しなければならないらしい。

フロートマルクトへ続く建物群 ・・・ ルーマニアのお姉ちゃんたち(笑)オランダ語教室では僕の並びに座っている。

運河沿いの広場を通り抜ける。

DEN DRINK(飲む) と名付けられている建物の前に来た。
ガイド 「ここは馬の水飲み場でした、ここで馬に水を飲ませて、男たちは前にあるカフェでジェネバ(ジン)を飲んでいたのです」

馬の水飲み場 ・・・ 傾斜になっていて、馬が運河の水を飲めるようになっている ・・・ いつも見ている傾斜だったが、なるほど、そういう理由だったのか~

リール市の観光名所のひとつ「ジンメルの塔」に来ました。

ジンメルの塔にも聖グマルスの像が設置されている。

時計職人だったルイス・ジンメルは独学で天文学を学び、こんな天文時計を作ってしまった ・・・ これはベルギー独立100周年に合わせて作られたのだそうだ。

真ん中の時計は普通に時間を知らせるが、周りの12個の表示は月齢、地球の自転、月、日にち、潮の干満、・・・ 他、いろいろ説明されたが、忘れてしまった!

天才時計職人、ルイス・ジンメルの像

この日は火曜日だったが、学生たちや、老人たちの観光グループが多く、市のガイドたちも忙しそうだったね。

この時、11時半ごろ ・・・ 僕らの課外授業は終わり、ガイドさんに別れを告げる。

先生 「これからみんなでカフェへ行きましょうか? 用事のある人はこれで帰ってもいいですよ」 という事で、半分以上の人は帰ってしまったが、僕はビールを飲みたかったので、2名の先生と10名くらいの生徒で、この広場のカフェに入る事にした。

すると、なんと、カフェのTVに映し出されているのは「臨時ニュース」で、この日のブリュッセルでの連続テロ事件を報じているのだった。

なんてこった、ついにベルギーで起きてしまったか!
番組内ではまだ情報が錯そうしていた。

 僕はビール1杯を飲み干した後、みんなより先にカフェを出た。

もう少し歩く ・・・ 「ヒツジの頭」モニュメント

牧羊犬のボーダーコリー

ベギン会修道院を歩く


ポリス2名が自転車でパトロール中だった。

修道院の正門

牢屋の門

市庁舎

わが家への帰り路だが、例の白い町となった通りがある ・・・ 白い壁でも、ひと皮むけばレンガなのであった(笑)

自宅に着いてからは、さっそくTVの報道特番にかじりついたのは言うまでもない ・・・ 夜まで、ずっと特番だった。

テロ事件、ベルギー社会、思う所はたくさんあるが、ここでは控えておきます。 

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