13.2.16

ゲントで飲み歩き~ぶらり2

日本のNHK、「世界 入りにくい居酒屋」で取り上げられていたゲントの「FOLKLORE(大衆文化)」に突撃潜入してみたが、拍子抜けの ・・・ 入りやすい店で、オーナーもフレンドリーで、肩透かしを食らって、ビール(De Koninck)を1杯飲んで出てきた。

その FOLKLORE カフェの前の道を5分ほど歩くと、お城 ・・・

Gravensteen フランドル伯居城が姿を現す!
こちらは後方なので、前の方へ回り込むように歩く。

1180年に築城されたお城が、市街地の中にあるのだからね ・・・ トラムがひっきりなしに動いている。

 お城の向かい側には、旧魚市場の入り口ファサードが堂々とそびえ立っている ・・・ 海神ネプチューンが見張っているぞ。

旧魚市場から見る川向こうの大肉市場(Groot Vleeshuis)


大肉市場の隣に建つ建物に 't Gouden Mandeke というカフェがあり、ここはAさんの友人のおすすめだという ・・・ なんでも、オーナーの奥さんは日本人であるらしい ・・・ が、滅多にお店に出る事はないという。

AさんはTongerloのブロンド、僕はKeizer Karelのブラウン ・・・ Keizer Karel とは、神聖ローマ皇帝カール5世の事である。

カール5世は、1500年にゲントで生まれたのだ ・・・ その後、叔母であるメッヘレンのマルガレータ妃に養育されて皇帝まで上り詰めた ・・・ このビールはメッヘレン近郊の醸造所Haachtで造られている。


Aさんがチップスを注文した ・・・ ディップソース(タコソースみたいな)まで付けてくれたよ ・・・ スタッフはオーナーではないようだが 「あなたたちは日本人ですか?」 と聞くので 「そうだよん」 と答えると、入り口のドアを指さして 「あの文字が読めますか?」 という ・・・ 日本語で「ありがとうございました。またね!」と、書かれていた。

Aさんが読んで、オランダ語に翻訳してくれたので、日本人検定に合格したようである(笑)

フレンドリーなスタッフ ・・・

別のテーブルの注文を、間違えて2杯注いでしまったので、僕らの座っていたカウンターの台にポンと置いて、「どうぞ!」 とサービスしてくれた。

なんとラッキーな!

さて、次は何処へ行きましょうか?
と、ふらりと店を出ると、そこは野菜市場(Groentenmarkt)

野菜市場から大肉市場を見ると、大肉市場の建物にへばりつくように白い小さな建物が見える。

これこそ、ゲント最古のカフェにして「死刑囚の小さな家('t Galgenhuis)」と、云われるカフェである ・・・ 1748年創業。

昔、死刑囚が処刑される前に、この家で最後のビールの1杯を飲むことが許されていたそうだ ・・・ いったいどんな気持ちで飲めるのだろうか?

小さいうえに、有名店なので、いつも客は一杯だが、今回はちゃんとテーブルが空いていた ・・・ 僕はこれまで何度か、外から覗いたことがあるが、いつも客で一杯なので、あきらめていた。

僕らは死刑執行されるわけではないので、Tongerlo ブロンド樽生を美味しくいただいた。

小さいながら、地下にもカウンターバーがあった。

さて、4軒(5杯)飲み歩いたし、そろそろ引き揚げましょうか?

聖ニコラス教会
Aさんはブルージュへ帰るために、コーレンマルクト(Korenmarkt)からトラムに乗り、Gent SP駅へ行くので、ここで別れる ・・・ テニスから始まり、たのしい「新年会」でした。

夜空もすっかり真っ黒になっている。

ニコラス教会から少し歩くと、聖ミヒエル橋があり、その欄干に立つ街灯に「聖ミヒエルの像」がある。

1人になった僕は、アントワープ経由でリールに帰るため、Gent ‐ Dampoort 駅へ向かうのだが、ちょっとだけ散策を続ける。

橋を渡ると左手に聖ミヒエル教会(Sint-Michielskerk)がある。

橋から降りて川岸から見る聖ミヒエル橋。
(1909年に完成した石造りの橋)

壮麗なギルドハウス群が建ち並ぶグラスレイ(Graslei)

観光ボート乗り場 ・・・ 左がグラスレイ、右はコーレンレイ(Korenlei)、正面が聖ミヒエル橋と聖ミヒエル教会。

帰り道にあった雑貨屋のウインドウ。

駅へ向かってます。

聖ヨーリス埠頭(Sint-Joriskaai)に架かる橋 ・・・ 橋の下に遊歩道がある。

ニューブルグ埠頭(Nieuwbrugkaai)
ゲントには運河が多いね。

と、いう事で、ここからあと5分ほどで、ゲント・ダンポールト駅到着です ・・・ リールまであと1時間半くらいかな?

ゲントはベルギー第3の都市であり歴史的建造物も多く残されているが、工業地帯がある産業都市でもある ・・・ 有名な大学もあるし、「花の都」と言われることもある ・・・ 季節ごとにイベントも盛りだくさん。

僕は景色を眺めながら歩くのが好きなので、ゲントへ行くなら午後に着いて、夕方から夜にかけて、適当にぶらぶら歩いていると(同じ場所を回っていても)思いがけなく美しい光景を見ることが出来るので、大好きな街です。

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