2.8.15

姪ちゃんたちとパリ旅行 3日目

パリ旅行3日目はベルギーへ帰る日となった。

僕らが泊まったホテルはモンパルナス地区で、フランスで一番高い超高層ビル、モンパルナスタワーが建ち、モンパルナス墓地という緑地がある地区。

著名人の墓もあるというので有名らしいが、その著名人を僕は知らない ・・・ 知らないけれど、墓地好き(?)な僕は見てみたいと思っていたので、早起きして、ひとりで墓地へ向かった。

 墓地は塀で囲まれていて、数カ所にある出入口は閉ざされていた ・・・ 看板を見ると「平日は朝8時、土曜日は8時半開門」と書かれている。
僕がこの辺を歩いたのは7:40頃 ・・・ 開門まで待つ事も出来ないので周囲をぐるりと回る事にした(早朝ウォーキング)。

塀に沿って小さなテントがいくつも並んでいて、時々中からくしゃみの音がしたので、人が寝ているのだろう。

 モンパルナスタワーが正面に見えてきた。

歩道にはアカシアの花が散り、白い絨毯のようになっていた ・・・ この歩道の反対側では大きなマルシェの準備中だった ・・・ マルシェにしては時間が遅いような気もするが、準備中(搬入中)のようだったので、邪魔歩きはしない事にする。

アカシアと言えば以前から気になっていたのだが、ベルギーのわが家の近くの緑地に多く植えられている大木で、春に白い花を咲かせるのは「ニセアカシア」である事は、調べたので分かっていたが、「本物のアカシア(ニセアカシアに対して)」はまだ見た事がなかったので、今回それを確認できたのでプチ嬉しい!

花の形は似ているが、アカシアはニセアカシアより、かなり小さい ・・・ ニセアカシアの木は良く曲がっているが、アカシアは直立している。

札幌のアカシア並木、ヒット曲「アカシアの雨がやむとき」のアカシアはニセアカシアの事であるという事実を知った時から「アカシア」に興味があったのだ。

 モンパルナス駅

モンパルナスタワー(高さ210m、59階建て)
パリ市街地で抜きんでた高さを誇る。

朝散歩はここまで、ホテルへ歩を向ける ・・・ ここからホテルまで10分程度。

姪ちゃんたちも起きて、身支度をしてホテルをチェックアウト。

 8:50になっていたので、「墓地を見て来よう」と、姪ちゃんたちに言って、ちょっとだけ寄り道して足を踏み入れてみた。

 こんな感じです。
案内板があり、見取り図に番号と墓に眠る人の名が記されていた。

 さて、最寄りの地下鉄へ潜り込み、最終日の行動開始!

 この日は迷わず「マレ地区」へ ・・・

 しかし、時間が早いため、まだ街の活気はない。

 古い街並みを散策。

 マレ地区の古い建築 ・・・ 3年前より落書きが増えた ・・・ 当然か?

 闊歩する大阪の姪っ子

教会があったり ・・・

 道に迷いつつ、それを楽しむ!

 なんと、「ヴィクトル・ユーゴーの家」
へ~、こんな所に住んでいたのか~


建物と回廊に囲まれたヴォージュ広場 (Place des Vosges)の一角にヴィクトル・ユーゴーの邸宅があった。

この広場はパリ最古の広場だそうです ・・・ どうりで、ガイド付き観光客が多く訪れていたのだ。

 道に迷って辿り着いた僕らとは違うのだ。

 マレ地区、道に迷うのが楽しい場所だ ・・・ 道に迷ったって、どこかの大通りに出ればメトロ駅があったりするので、途方に暮れる事もない。


 大通りに出たので、パリ市庁舎を目指して歩くとメトロ駅があった ・・・ 僕らは午後12時半までにベルシー(BERCY)駅へ行かなければならなかったので、あまり時間の余裕はなかった。

 僕らがアントワープへ帰るために選んだ交通手段はバス!

フランス国鉄が運営する iD BUS という長距離バス ・・・ 料金が安い事を売りにしているだけあって、パリ・ベルシー駅からアントワープの中心部まで15EUR!

往路で乗ったタリスが78EURだったことに比べると1/5の安さ ・・・ 5時間30分という時間は長いが、13時発でアントワープ18:30着なら、そう悪くはない。

 車内、220V電源、WiFiが無料で使えるというのも売りだが、座席2つに対して電源は1個、僕は使わなかったが、WiFiを使った姪っ子は「使えん!」と言っていた。

あ、ちなみに車内飲酒禁止! もちろん禁煙。

バスの車窓から、フランスののどかな田園風景を眺めながらの旅は、はなかなか良かった ・・・ 途中停車はフランスとベルギー国境の街、リール(Lille)。
下車する人、新たに乗る人、運転手交代などで30分ほど停車する。

アントワープ中心部に近い、スヘルデ川埠頭に到着!
予定より30分早い18時前に到着した(出発は30分遅れたのにね)

到着場所から近かったので、姪ちゃんたちを木のエスカレーターがある聖アンナトンネル(Sint-Annatunnel)に案内した。

長~い一直線の木のエスカレーターを2回乗り継いで地下へ降りると ・・・

 地下31.57mに、全長572mの、直線のトンネルがある ・・・ これは、人と自転車専用のトンネルで、スヘルデ川の対岸へ出ることが出来る。
エスカレーター以外に、大きなエレベーターも備わっていて、自転車はそちらということ。

久しぶりの大聖堂にごあいさつ ・・・ こうしてみると、パリのノートルダム大聖堂は無骨で、アントワープの大聖堂は美しい ・・・ と、思う。

ネロとパトラッシュ友情の石碑を覗き込む姪っ子。

アントワープへ来たら、こちらへもごあいさつ。

パリの喧騒と、高価なカフェに比べたら、断然落ち着いて飲めるアントワープのカフェとビールは最高だ!

この日、このカフェ、クイントン・マセイスで「日本語話そう会」があったが、僕らは参加できず ・・・ しかし、いつものように「アフター話そう会」がカフェで賑やかに続いていた。

 カフェを後にし、徒歩で中央駅へ向かう。

 パリで北駅、東駅、ベルシー駅を見てきたが、やっぱりアントワープの中央駅が美しい!

 そんな中央駅から、わが家のあるリールへ向かう。

軽い夕食

家でまっていたMomoちゃん、クマ太郎、そしてKatrien。

パリから、無事の帰還を祝してカンパ~イ!


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アントワープ ホテル宿泊

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