9.12.14

Tokyo 04 池袋(豊島区)

11月22日(東京5日目)

西池袋の繁華街から外れた閑静な住宅街にある、友人Nさんのお宅で目が覚めて、Nさんご夫妻、僕とKatrienで朝食をした後、「さて、今日はどこへ行きましょうか?」 ご主人が切り出す。
12:30には上野駅で待ち合わせの午後の予定がある ・・・ その時間まで。

豊島区(池袋がある)の地図を広げながら作戦会議 ・・・ Katrienは、「昔住んでいた場所を訪ねてみたい」と希望を出した ・・・ 「いいですね、ここから歩いて行けますよ」 と、行き先が決まった。

「その前に、僕は隣の江戸川乱歩の旧邸を見学したのですが・・・」と、提案すると、「じゃ、それを先にしましょう!」 と、これも即決 ・・・ うれP!

 Nさん宅から見える、隣家の乱歩邸。
江戸川乱歩の小説を、高校生の時から読んでいた僕にとっては羨ましすぎる!
ここ数年、小説を読んでいなかったが、3年ほど前から、帰国時の長時間飛行機に乗る「暇つぶしアイテム」として、乱歩の文庫本を持ち歩いている僕である。

他には、ショートショートの星新一、宮沢賢治、現代的には村上春樹も持ち歩いている。

 平井太郎は「江戸川乱歩」の本名であるらしい。
隆太郎は息子で、心理学者、新聞学者で、立教大学の名誉教授 ・・・ 父、乱歩の邸宅や遺品、蔵書、資料などを管理していたが、2002年に立教大学へ移管した。

なになに・・・公開日は「水・金のみ」だって~!

土曜日に行った僕らは中に入れないのかよ~!

「以前は土曜日も入れたはずだけどなぁ~」と、覗き込むNさん ・・・ 外観だけでも写真に収めておくかぁ、と僕はあきらめかけたが ・・・

左隣の立教大学から若者が出てきて、乱歩邸の門扉のカギを開けて、内部へ入って行った。

これを逃す手はない!

「あのぉ~、この方たちは遠くから訪ねてきたんですけど、少しだけ中を見せてもらってもいいですか?」 と、Nさんが遠慮がちに聞いてみた。

すると若者は「庭だけで良ければいいですよ」と、中へ入れて一緒に案内してくれた ・・・ ラッキー!


ふむふむ ・・・ 乱歩はこんな所を歩いていたんだな。


そして家の裏の方へ ・・・

これが土蔵と言われ、乱歩の資料室であり、「乱歩は、この中で執筆をしたかったが、冬は寒かったので断念したそうです」と、若者が話してくれた。

土蔵の入り口、膨大な数の書籍が納められているという。




「公開日」でも建物内部には入れないので、少しだけ外部にも展示されていた。

庭にくちなしの実が成っていた。

高くなったヤシの木も ・・・

いやいや、貴重な体験をさせていただいた。
乱歩邸 ・・・ Nさんも、偶然住み着いたマンションがここだったという奇遇で、僕もたまたま立ち寄らせていただいたという、さらなる奇遇で、乱歩の小説よりも奇なり ・・・ なんちゃって!


さて、今度は「ベルギー人Katrienの東京滞在時の旧邸へ行ってみようかぁ」 ・・・ と、歩いていると、とある小学校の校庭が見えて ・・・ 一輪車の練習をしている子供たち ・・・ へぇ~、これって全天候型の運動場じゃないか ・・・ 都会の学校らしいね。

さてさて、Katrien旧邸の豪邸到着!
「え~、まだあるんだねぇ、懐かしい~」 というKatrien。
アパートの小さな部屋で暮らしていた頃を思い出しておりました。

柿の季節で、どこでも美味しそうな柿が見られた。

豊島区の閑静な住宅街を歩く

散歩中の柴犬君にも遭遇した。

そんな木造住宅の並ぶ下町風情の中を歩いていると、かわいい柴犬の写真がたくさん貼られている一角を発見!

よく見てみると、図書カードのポスター ・・・ 町の小さな本屋さんだった。
Katrienはどうしても気になるので、本屋の中へ入って行った ・・・ おばあさんが店番をしていて 「柴犬の可愛いポスターがたくさんありますね、私もベルギーで柴犬を飼っているんですよ」と、Katrienが言うと、おばあさんは「私も柴犬が大好きで、うちにも柴犬がいるんですよ、呼んできましょうか?」

おばあちゃんが連れてきた柴犬ブンコちゃん ・・・ 本屋の文庫ちゃん?

吠えもせず、遠慮がちにお客さんを覗く ・・・

可愛かったね~

Katrienが店の商品棚から「WAN 1月号」を取り出してきて「この本に、ウチのMomoちゃんが載っているんですよ」 と、ページを開いて見せると、おばあちゃんはびっくりした。

おばあちゃん、負けずに 「うちの子もTVにも出た事があるんですよ」(今日のわんこだったか・・・)

懐かしいポスターもあった ・・・ そういえば長嶋茂雄は立教大だったか。

街歩き再開 ・・・ チョウセンアサガオ


サンロード商店街という所に出てきた。
先ほどの本屋で、柴犬のカレンダーを買って、おばあちゃんからポスターをもらったKatrienの手には荷物が増えていた。

大通りに出てきて ・・・


こんな標識を見たり ・・・
そう言えば、日本の道路では、自転車と歩行者の棲み分けがよくわからなくて、歩道を歩いていると不安な事がよくある。

歩道上にこんなマークがあると、つい避けて通ってしまう?

涼しげな通り

山手線か ・・・


きんかん

長い土塀は ・・・

豊島区立目白庭園だった ・・・ 入場無料!

紅葉真っ盛りの庭園だった!
素晴らしい!

いやいや、東京でこんな素晴らしい庭園に出会えるとは思ってもいなかったので嬉しかった ・・・ 案内してくれたNさんに感謝!

紅葉の下にN夫人がいる!

青空に紅葉が映える。

黄葉も ・・・



丁度この時期、夜間はライトアップされて公開されているそうで、手作りっぽい灯篭が各所に配置されていた ・・・ 夜もさぞ美しい景色を楽しめるんだろうなぁ ・・・

なんて、思っているうちに庭園を出ると、近くにはJR山手線、目白駅があった。

Nさん夫妻には、ここでお別れして、次なる予定は上野駅で待ち合わせの、Kさん夫妻とのランチタイムだった。

Nさんご夫妻、ありがとうございました!

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