29.7.14

Antwerpen 大聖堂のカリヨンコンサート

月曜、リンブルグ州から帰宅したら、すぐにお出かけの準備をしなければならなかった。
沖縄の友人がアントワープに来ているのだ、会いに行かなければ!

「アントワープに来ている」ではなくて、「アントワープに帰ってきている」といった方がいいのかな?
彼女はベルギー人でアントワープ近郊の町に実家があり、ご両親が健在で、里帰りしているのだった。
日本在住歴30年 ・・・ 日本人男性と結婚し、沖縄在住のベルギー人として、Katrienの友人であり、僕も仲間に入れて貰っている。

身内だけの話、アスカちゃんのお母さんだよ。

 Katrien、Momoちゃんも連れだってアントワープの街へ ・・・ 久しぶりのアントワープ聖母大聖堂!

 改装中の古い建物の前で待ち合わせ ・・・ ここはヒルトンホテルの玄関前。

 では早速、飲みながら積もる話を吐き出しましょう!
いつもの店、マダムQさんのQMカフェが定休日なので、近くにある古くからの店、ペリカーン「de PELIKAAN」に初めて入った ・・・ 庶民料金です(観光客料金ではない)

 久しぶりのボルケ!

 アントワープの古くからの客である老人たちと、若者観光客が入り混じって、和気あいあいと楽しそうだ ・・・ Momoちゃんも若者男子組に英語で可愛がられた。

 ベルギーの、自転車の英雄の写真が飾られていたりする。
最初は外のテラス席で飲んでいたが、陽が差さないと肌寒いので、店内に移動したのだった ・・・ ベラさん(女性の名)は、ご主人と沖縄空手のメンバーと共に11名でベルギーに来て、空手合宿などの日程をこなした後、ひとりベルギーに残って、両親との水入らずの時間を過ごしているようだった。
Katrienとベラさんは約12年ぶりの再会、僕は2年振り ・・・ ベラさんにとっては久しぶりにオランダ語で話せる相手がKatrienである ・・・ もちろんビールもおかわりして。

 ではまた、ちょっと歩こうかと ・・・ ベラさんは「昔からこの店があり、この店の内部は夢に出てきそうなほど怖い」という風変わりなカフェ。
僕は入った事はなかったが、ちょこっとだけ店内を覗くと、仏像やら宗教的な像が店内所狭しと並べられ、薄暗い店内 ・・・ うーん、確かにこれは、怖がりには座っていられない店内だ!

店名は「Het Elfde Gebod」(11番目の戒め)
キリスト教の「十戒」にちなんだ、11番目の戒めとは「汝、楽しむべし!」といったことのようだった ・・・ 禁欲生活だけではだめでしょう、みたいな。

「カリヨンのよく聞こえる場所」 として、BSフジ「路面電車の旅」でも(僕が)紹介した、中世の小道「Vlaaikensgang」
この時、大聖堂のカリヨンが音楽を奏で始めた!

建物に囲まれた中庭は車の音も聞こえず、街の喧騒もない静かな場所 ・・・ 高い鐘楼から降り注ぐカリヨンの音は囲まれた建物に反響して、細やかな音まで聴き取れる本当に最高の場所だ!

月曜日の夜はカリヨンコンサートがあるが、まだ時間には早い6時前だ ・・・ 「たぶん、演奏者が到着して、リハーサルでもしているでしょう」

僕は、ベラさんから「この場所が、カリヨンを聞くには一番いい場所なんですよ」と聞いていたのだった ・・・ 「その情報が役に立ちました」と、感謝した。

さて、コンサート本番にはまだ時間があるから、もう少しカフェで休憩しましょう!

チャペルのあるカフェ、「De Groote Witte Arend」
というか、チャペルの付いていた建物がカフェに変わったのだろう ・・・ チャペルには入れないが、ガラス越しに覗くことはできる。

また違うビールを飲む!

2杯目も違うビールを飲む!

天気さえよければ、みんな外のテラス席で座るので、店内はがら空き!

Momoちゃんも何かもらいたいよねぇ~
いつまでも終わらないおしゃべりを楽しんでいるうちに、大聖堂の鐘が鳴りはじめ、カリヨンコンサートが始まったようだ ・・・ 「もう、こんな時間! じゃ、ちょっと歩きながらカリヨンを聴きましょうか」 と、いうことでアントワープの小道を歩き始めた。

先ほどの中世の小道に戻ってきたら、数名がベンチに腰かけて、カリヨンの音に耳を澄ませていた ・・・ 知っている人は知っているのだ!
ここではおしゃべりは控えめにね ・・・


カリヨンコンサートも終わらないうちに中世の小道を抜け出てきたら、大聖堂の鐘楼が夕日を浴びて輝いていた 。
この辺でベラさんとお別れ ・・・ 「次は沖縄で会いましょう!」と ・・・

 しばし、ゆっくりと大聖堂の周りを歩く。

フロートマルクトではマーケットが開かれている。

フロートマルクトから見た鐘楼。

車での帰り道 ・・・ 旧市街から外れた所にある裁判所の建物は、何ともモダンな造りである。

Momoちゃん、今日もお付き合いありがとうね!

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Diest ディーストという町02

ブラームスブラバント州にあるディースト(Diest)の町。
14~15世紀に大いに栄えた町。

 Koning Albertstraat

Koning Albertstraat 

門をくぐって行く小道

Sint-Barbarakerk の塔

店のアイキャッチの三輪車

 繊維会館

 繊維会館の前に置かれている15世紀の大砲「Holle Griet」 (5tもあるという)

町の1番大きな教会、Sint-Sulpitiuskerk 後ろ姿

色が茶色いのは、煉瓦の色ではなく、鉄質砂岩を利用しているから、錆色になっているのだ。

 教会の裏側の通りをさらに進むと、ちょっと開けた場所に来る ・・・ ここにあるものは ・・・

 ビールジョッキを持った男の像「De Bierproever」(ビールテイスター)

18世紀からはビール醸造も始まり、町は再び活気を取り戻してきたという。

飲みっぷりがすごそうなテイスターだな。

 醸造所通りというのが残っている

 醸造所通りを歩くが、今は醸造所はない。

 Het Spijker - Refugehuis van Tongerlo という建物がある。

町の中心、フロートマルクトに面して建っている Sint-Sulpitiuskerk 正面の塔の造りを見ると、かなり高い塔を作るように設計して、建築途中で財政難になり、途中で止めてしまったのだろう。
そんな教会がたくさんある。

この教会には、オラニエ公ウィレム(オランダ初代国王)の王子、フィリップの墓があるという。

教会の前にある市庁舎

教会を横から見ると、塔になるべき部分は白色で石灰岩、本堂部分は茶色で鉄質砂岩を使用していると思われる。
鉄質砂岩はこの地方で採石されているようで、ベギン会修道院や、他の教会でも鉄が錆びたような色の建物を多く見た。

裏通り Cabaretstraat

なんと、路上に洗濯物が干されている!
ベルギーではあまり見ることがない光景だ ・・・ ほかの国ではこのような洗濯干し光景を(写真で)見た事があるが ・・・

この町を歩くと、かなり寂れた感じがするが、錆色の建物が多いからなのだろうか?

Momoは疲れた~

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