24.5.14

WHITE BELG ホワイトベルグ?

WHITE BELG(ホワイトベルグ)という名の発泡酒が日本で発売されたそうな ・・・ なんでも、ビール大国ベルギーの白ビールをお手本にサッポロビールが造ったらしい。

そうな ・・・ とか、らしい ・・・ というのがもどかしいが、ここ、ベルギーに住んでいては手の届かない存在なのだ!

大手サッポロが、ベルギービールをお手本に造っても「ビール」と呼べないのは「もどかしい」だろうな ・・・ 日本の酒税法上の分類により、低価格にするためには「ビール」と呼んではいけないのだ。

日本の居酒屋などで「樽生ビール200円!」などと看板に書いて、第3のビール(発泡酒)を売ると、偽装表示になるらしいから、居酒屋さんも「もどかしい」想いをしているのだ!

「ビール大国」 と言われるベルギーでは、1000種類を超える銘柄のビールが出回っているとされるが、日本の酒税法上の分類に当てはめるなら「ビール」と呼べるのは激減すると思うよ ・・・ ベルギーの白ビールの代表格フ-ガルデンでも、日本に輸入されたものの裏ラベルを確認したら「発泡酒」と表示されているのを見たことがある。

「ビールと思って造ったのなら、ビールと呼んでいいじゃないか!」っていう、大らかな国だから、ビール大国になったんじゃないか ・・・ そう思うよ。

あとは消費者が「うまい」「まずい」を判定して淘汰していくだけ ・・・ シンプルだが、競争も激しいという事。

ベルギーには、アマチュアのビール醸造家というのが結構いるらしくて、「アマチュア・ビール醸造家のビールコンテスト」っていうのもあり、これに優勝したら、そのレシピで大手醸造所で大量に醸造してボトリングして、ラベルを張り、大手スーパーマーケットチェーンで販売する事も出来るという、副賞も獲得する。

と、そんな環境、地盤があるベルギーだから「ビール大国」の名は今後も揺るがないだろう ・・・ 政治的に呼称変更にならない限り。

あ、ホワイトベルグの話をするつもりだったのに、どこへ行ってしまったのだ!
そのホワイトベルグの、日本で放映されている「らしい」TVCM を見ただろうか?


あの撮影現場は、いわずと知れたアントワープの大聖堂を、市庁舎前の広場から見たところで、カフェのテラス席から歩いて来た、ウェイター風の成宮君がホワイトベルグの缶ビール(ビールじゃないって)を飲む ・・・ という場面。

お客さんがグラスに入ったビールを飲んでいる前で、ウェイターが缶ビールを飲むかっ!
って、ツッコミを入れたくて書いている訳じゃなくて、そもそもあの場所にはカフェテラスはないのである ・・・ あ、それもどうでもいい事なのだが ・・・

実は、言いたい事は 「僕はその撮影の現場を見た!」 と、言いたいのだが、惜しくも僕が通りかかった時には撮影終了していた。

3月26日のアントワープ市庁舎前、フロートマルクトにあるブラボーの噴水のそばに作られた撮影のセット ・・・ ここで撮影は行われたのだ。

僕がこの現場を通りかかった時、「映画の撮影なのかな」と思って見ていたが、よく見るとスタッフに日本人が多いのに気付いて 「日本の映画なのかなぁ、どんな映画だろう?」と気になっていたのだった。

そんな折、「これ見た? 日本のビールのCM ・・・ Yukiさんが見た、アレじゃないの?」と、マダムQさんから情報提供があり、まさにソレだったのである!

コレにて一件落着!

Momoちゃんとソノ場所に行ってきた、写真はここにあります→「Antwerpen - Momo , 23 Mei 2014」(ベルギー街歩き~ぶらり)


大阪に住む甥っ子からFBメッセージで「日本でこんなのが出たよ、第3のビールだけどおいしい!」 と、ホワイトベルグを紹介しているのだった。

ま、日本の皆さん、「第3のビール」だとか「発泡酒」だとか、後ろめたくも、もどかしい呼称にとらわれず「このビールは旨い!」 と、大らかに飲んだ方がいいよ!

本場ベルギーでも新しいビールが生まれました!
夏向けのビールです。

ショフのソレイユ
「ウインタービール」もあるんだから「サマービール」があってもいいじゃないか! って感じのビールかな?

ウインタービールが濃い色でアルコール度数も高いのが多いのに対して、このソレイユは薄いブロンドでフルーティーな香り、アルコールは6%と、やや控えめ。

このビールは旨い!

今までは夏向きのビールとしては、白ビール(ピルスはもちろん)だったが、新しい道を切り開けるか?小人の爺さんたち。

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