29.12.13

ベルギー・リールからフランス・リールへ!

いつもの事だが 「思い立ったが吉日」
この時期、ベルギー国鉄のクリスマスチケットと言う、ベルギー国内何処へ行っても往復で10EUR格安チケットがある ・・・ これを使ってどこか遠くへ行きたいよね、アントワープやブリュッセル、ブルージュ、ゲントは、まだまだ近い ・・・ もっと遠くへ!
Googlemapsでベルギー国内の地図を見る ・・・ 南部のワロン地方か ・・・ なんて考えていると、TVの天気予報で、天気図を見ながら 「明日は西の方から晴れ間が見えてるでしょう」 みたいなことを言っている。
「よし、西の方角へ行こう!」
方角は決定した ・・・ 西と言うとフランス方面だな ・・・ 西の海岸線か、西のワロン地方か ・・・ ワロンのトゥルネーか、でも一度行ったしなぁ ・・・ 待てよ、格安でトゥルネーまで行って、近くにあるフランスの町まで行ってみようか、リール(Lille)と言う割と大きな町がある。

決定 「リールからリールへ!」
さっそく鉄道チケットの検索 ・・・ すると、なにもトゥルネーに行かなくとも、アントワープからリール(Lille)までの直行電車がある事がわかった。
しかし、Lier ~ Lille 間でチケットを買うと格安チケットは適用されないので往復34EURになる、そこで、ベルギー最後の駅モスクロン(Mouscron)まで10EURの格安チケット、モスクロンからリール(Lille)までを別チケットで購入(オンライン)、往復7.4EUR(一応週末チケット)。
という事でベルギー・リールから、フランス・リールまで往復17.40EURで行けることになった! ・・・ 浮いた予算で、リールでビールが飲める ・・・ をいをい!

さてさて、土曜にしては早起きして、コーヒーとワッフルのトーストを1枚食べて、身支度して出かける。
途中、アントワープ・ベルヘム駅で乗り換え、下のリンクに写真あり

Antwerpen-Berchem , 28 Dec 2013


はい、こちらがフランスのリール駅 ・・・ ベルギーのリール駅と似てるよね! ・・・ 「どこがじゃ」と叱られそうだ、「いや、屋根が三角っぽい所と、全体的に白っぽい所が・・・」

まぁ、なにしろ町の規模が全然違うのだ ・・・ ベルギー・リールの人口3万5千人に対し、フランス・リールは22万7千人!

意外や意外、フランスのリールは思ったより都会だった!
フランスの中心パリから遠く離れて、ベルギーの田舎と国境を接する場所にありながら、「ここはフランスの都市だ!」 と、言わんばかりの意地を見せているようでもある。
なんと、大きな駅が隣接して2つもある!
そのひとつは、僕がベルギーから乗ってきた電車が到着したリール・フランドル駅(Gare de Lille-Flandres)

ベルギーから来た電車は屋根のないホームで止まり、降ろされる(この写真のはフランス車両)

屋根のあるホームはこんな感じ。

フランス美人がお迎えしてくれます!


こんなかわいいサンドイッチ屋台があったりする ・・・ 「さすがパリ、おっされ~」 と、驚嘆するところだったが、ここはパリではなかった ・・・ が、おフランスでござんす。

この駅を出て、正面に見える街を歩きたい衝動を抑えて、右手に曲がり歩き出す。


うわさに聞いていた再開発された商業地区がある ・・・ 巨大なショッピングモールになっているが、中に入らず、もうひとつの駅である、リール・ユーロップ駅(Gare Lille Europe)を目指す。

目指す、と言っても、すぐそこにある変な建物が見えたら、その下が駅になっている ・・・ 時節柄「巨大なブーツか靴下か!」 と思ってしまうビルディングである ・・・ いやはや、デザイン重視とはいえ、よくこんな形にしたな ・・・ Lille の L の形だろうか?
大胆な!

その巨大ブーツの下は、まるで空港ロビーのようなにぎわい。

ここは高速鉄道の駅になっている ・・・ TGV、ユーロスター、タリスなど国際列車が発着する(らしい。

アート、日本人の作品だとか ・・・

下から見た巨大ブーツ

巨大ショッピングモール 「ユーラリールセンター」 に入って歩いてみる。

クリスマス飾りのセンスがいいね、ゴテゴテしないで、さらりと美しい!
が、商業施設は苦手なので、さっさと出る。 

最初のリール駅前にあった駄菓子屋さん。

さて、街歩きはじめ!

と、駅前の道路を渡ったら、教会らしきものが見えたので、順路変更! 教会見学をする ・・・ ま、あまり教会に興味のない人も多いと思うので省略 興味のある人はこちらをどうぞ、写真満載→ Lille - Eglise Saint-Maurice , 28 Dec 2013

聖モーリス教会でした ・・・ それにしても見事な青空! これは予定通りという事で ・・・

まるでパリの町中を歩いているような錯覚を起こす建物も多い!
歩いていると、細長い高い塔が見えたので 「あれが鐘楼か?」 とそちらへ向けて歩き出す ・・・ 予定はあってないようなものだ。

うん、確かにこれは 「リール市庁舎と世界遺産に登録されている鐘楼」 だ ・・・ このフレーズは、僕の住むベルギーのリールでも 「リール市庁舎と世界遺産に登録されている鐘楼」 と言えるのである。

どういう事かと言うと世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」として、ひとくくりに登録されているのである。
という事は、Lier と Lille 全く関係ないわけでもないな。

その市庁舎の前に パリ門 と言うのがある ・・・ パリの凱旋門とはスケールは違うが、同じように周りがロータリー交差点になっている。
おっと、書き忘れたが、あの鐘楼は高さが104mもあるんだって!

ここでちょっと紙1枚の地図を広げて、次なるターゲットを探す。 

リール宮殿美術館(Palais des Beaux-Arts de Lille)
結構いいものを取り揃えているらしい ・・・ フランスではルーヴル美術館に次ぐコレクションと言われることもあるらしいが ・・・ こういうのはじっくり眺める時間があるときにね。

街角にこんなBOXが立っている ・・・ もしや!
「犬の糞取り用の小さいビニール袋」 ・・・ ベルギーのナミュールでも見たことがある ・・・ わざわざこんなものが設置されるという事は、飼い主のマナーが悪いとも言える ・・・ ナミュールもそうだったが、ここも歩道上に犬の糞を何回か見かけた。

飼い主の「しつけ」をしないといけませんな ・・・
僕らは、Momoちゃん散歩のときはいつも袋を持ってます。

美術館のある街角から、またしても教会らしき「塔」が見えたので、近づいてみた。

きれいな外観の教会だったが、内部へは入れずの、サン・ミシェル教会(Église Saint-Michel)どことなくイタリアっぽい造りだと思った。

予定はどんどん崩れていく ・・・ て、いうか、「ぶらり歩き」に予定などない ・・・ 「4-5カ所、見ておきたいものがある」 くらいのもので、道順も決まってはいない。
あ、上の写真はヴェロ、無人レンタル自転車。

テキトーに歩いていると、マルシェ現場に遭遇 ・・・ マルシェ ・・・ フランス語でいうとおしゃれな響きがあるが、オランダ語では マルクト ・・・ どうでしょう?
日本語では イチバ ね。

 ソルフェリーノ劇場の裏駐車場で開かれていた。

 僕が通りかかったときには、店じまいの片づけをしているところだった ・・・ この車も現役の運搬車両だ。

 もう引き揚げてしまった業者もいるようで、まるでゴミ捨て場のような ・・・ と言ったら失礼だな。

SUSHI BOUTIK ・・・ 寿司屋もフランスへ行けば、スシ・ブティックになるのか?

ここでまた、教会らしき塔を発見 ・・・ 近づいていく!
長くなるので今日はこの辺で止めておこう。
この辺りはカフェやクラブが多い、夜の繁華街だってさ。
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