14.10.13

愉快な1日・テニス

日曜日(13日)夜は、所属するテニスクラブのウインター・ダブルスリーグの初戦があった。

今季はミックスダブルスで、Katrienとのペアで1年ぶりに参戦している ・・・ その初戦の相手が男子30P(ポイント)、女子5Pのペアで、両方とも初対戦の相手だったので 「男子の30Pは手ごわいぞ~」と思っていた ・・・ 僕は10Pしかないからね(Katrienは20P)。

2012-04-18 12.36.06

ウインターシーズンのテニスはインドアのみで行われる。

ウチのクラブはサーフェースがカーペットで出来ていて、専用シューズが必要で、全く滑らないし、ボールはバウンドした後もスピードが落ちないが、スライスやカットボールは落ちた後によく曲がる。

相手男子はミスが少ない分は、さすが30Pと思わせたが、強烈なスピードではなく、態度もアグレッシブな方ではなくフレンドリーだった。

そんな事から、最初の緊張は解けて、普通にテニスが出来た ・・・ 相手5Pの女子には僕のよく曲がるスライスサーブをまともに返すのは困難なようで、当たりそこねで返してもKatrienのボレーの餌食になる事が多かった ・・・ Katrienもサーブが好調。

相手男子のサーブが強烈でない分、Katrienもリターンの苦労がなく、男子とのラリーも対等に続けられて、いい練習になった ・・・ ふつう男子の20P以上のサーブとなると、かなり強烈な人が多いのだが、その分僕らは助かった。

第1セットの最初だけ、一時リードを許したが、それを逆転してからはずっとリードを保って、6-4で取って、第2セットも6‐4で取り、ストレート勝ち!

初顔合わせの初戦だったので、結果は想像もできなかったが、まずはひと安心 ・・・ 試合時間はちょうど1時間半(規定時間)だった。

そして僕は、引き続き男子ダブルスの初戦も戦わなければならなかった!

昨シーズンに引き続き、僕より2歳年上のパトリックさんとのペア ・・・ 2人の合計年齢が114歳という、このリーグの最高齢?ペアである ・・・ それでも昨季は19チーム中16位だった。

そして今季の初戦の相手は、同12位だった、ヤンとヴィンセントのペア、30代の伸び盛りのペアで前回は4-6,2-6で負けていたのだった。

堅実なプレーで粘り強いヤンと、怪力のヴィンセント ・・・ ヴィンセントが怪力で思いっきりサーブを打つと滅茶苦茶速いが、1割も入りはしない ・・・ なので変則なカットサーブを武器としている。

僕は何度も対戦しているから、ボールの癖はわかっているが、1度しか対戦していないパトリックにはボールの軌道がわからず、空振りしたりしていた。

まぁ、誰が見てもこの試合は「オジサンペアが勝てるわけはない」と思っていただろう ・・・ さっき試合を終わったばかりのKatrienと、パトリックの奥さんのイングリットも2階のカフェからガラス越しに応援していたのだが、僕らはなるべく、上を見ないで意識しないようにしていた。

僕らはミスをしても 「いいよ、いいよ、悪くはなかったよ、次行こう!」 と、ミスしても落ち込まないように励まして、いいボールでポイントを取ると 「ナイスボール!」 と親指を立てて喜んだ。

第1セットは、みんなの予想通り4-6で落とした ・・・ まぁ、僕もこのスコアなら納得はできる、と、少しは安心した。

第2セット、僕のサーブから始まり、キープして先制した ・・・ サーブは相手のバックハンドへ集めて、時々フォアのラインを狙った ・・・ 相手のミスを誘い、パトリックのボレーが冴えた。

ヴィンセントの変則サーブにも慣れてきたパトリックがミスをしなくなり、イライラしたヴィンセントが我慢できず、強烈なウィニングショットを決めようとしてミスをすることが多くなった ・・・ 手堅いはずのヤンまでミスが多くなり、第2セットは僕らがリードを広げ、6-4で取り返した。

「まさか」の展開になってきたぞ ・・・ 第3セットは10ポイント先取のスーパータイブレーク ・・・ ここでもいきなり3ポイントを連取して、その後は交互にポイントを取って、9-7 でマッチポイントを握った。

ヴィンセントの変則サーブがパトリックの前に来たが、落ち着いていたパトリックが、ストレートでオンザラインにパッシングショットを決めてゲームセット!

信じられないという表情で、僕が両手を上げて喜びを表した ・・・ まさに、「まさかの勝利」だった ・・・ 2階のカフェでは、Katrienとイングリットが大喜びしている。

カフェで、対戦した4名でビールを飲み、おしゃべりをしたが、彼らはさすがにショックの色は隠せなかった ・・・ 彼らもこれが初戦で、勝てると踏んでいただろうに、かわいそうな事をした ・・・ 1杯ずつ、おごりおごられをしてから、席を分かれて、僕らはお互いの奥さんが待っている席で一緒になって、祝杯を挙げた。

こんなに、内容も良くて劇的な勝利を挙げたのは初めてだった ・・・ それを、両方の奥さんの目の前でやったのだから、それはもう自慢話にも花が咲くというものだ。

饒舌が止まらないパトリック ・・・ ついに他のお客さんはみんないなくなり、僕ら4名だけになった ・・・ 23:30頃、やっとお開き。

いやいや、これで、あと2週間、ウキウキ気分で過ごせるというものだ(次の試合は2週間後)

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