4.9.11

HOPの咲くコートで奇跡が起こった!

アントワープ近郊WOMMELGEMにあるテニスクラブ、ROYAL ANTWERP T.C.

僕とkatrienペアはミックスダブルス20ポイントシリーズにエントリー、第4シ-ドになっていて順調に1回戦2回戦を勝ち上がり、ついに準決勝で第1シードと対戦することになった!

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空は快晴のベルギー、天気予報では最高気温30度という予報だ。

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隣のコートでは、僕らが1回戦で勝ったペアが練習試合をしていた。

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そして、僕らはまた、このHOPの毬花咲くコートでの試合となった。

No1シード、女子15才、男子17才、ふたりとも身長はそれほどなく、僕と同じくらいである。

ウォーミングアップの時から、男子の力強いスピンのかかったフォアハンドは素晴らしかった・・・サービスラインあたりに落ちたボールでも、バウンドしたボールは頭の高さまで来るので厄介だ・・・「これは難しいゾ!」と思う。

それもそのはず、この子は10ポイントでありながらシングルスでは25,30pにも勝つ成績を残している。シングルスとダブルスともに2回優勝している。

加えて、女子もダブルス3回優勝の経験者だ。

勝ち慣れていることは重要だ、No1シードの自信もある。

僕らは前週の大会では16才ペアにセミファイナルで負けていたので「セミファイナルと若者ペアの厚い壁」を感じていた。

 

HOPの花咲くコートで試合が始まる。

案の定、彼らの予定通りの試合運びで進む・・・、相手にはいいとこばかり、僕らは悪いとこばかり。

相手は明らかに男子が強いから、僕らには女子を狙うしか方法はない・・・途中からはkatrienに、それを告げるも女子もそう簡単にミスをしてくれる訳でもない。

女子にボレーで決められると、katrienは「もう、どうしていいか分からない」と混乱してしまった。

僕らにはどうにもならない状態で 0-6で、1ゲームも取れず第1セットを落とす。

相手は落ち着いて余裕の表情、応援に来ていた両親も楽勝ムードだった。

 

第2セット「相手のレベルはかなり上だよ、いまさら勝とうなんて思わないで、練習のつもりで楽に行こう!」

僕のサーブは相手男子に対して、すべてバックハンド狙い、彼はバックハンドはスライスでしか返せないから甘い球が来る、それを女子サイドへのパッシングを狙う、時々は頭上を越えるロブ。

第2セット第1ゲームで、やっと1ゲームを取って「安堵」した僕らは、さらにのびのびとプレー出来るようになった。

女子のサーブの時のリターンではクロスへのショートを打って、すかさずネットでボレーする、男子がそれを警戒した所でサイドへストレートで抜く。

katrienには、あくまで女子狙いを指示「時々はいいボレーをするが、ミスも多いし、僕がフォローするから自信を持ってやって」

この作戦は図に当たり、相手のミスが多くなり始めた。

今度は相手が混乱し始めたようだ・・・、女子は何度も僕のボレーにやられたので、明らかに僕の動きを恐れた打ち方になった・・・男子はそれをカバーするために激しい動きになり、ミスが多くなった。

1-2とリードを許したものの、安定したプレーで再逆転6-4で、まさかの2セット目奪取!

第3セットは10ポイント先取のスーパータイブレーク、ここでは大激戦になり2ポイント以上離れず、僕らがリードした状態で来たが、最後8-8、9-8とマッチポイントを先に握って、僕のサーブ、相変わらず男子のバック狙いだったが、相手は一発勝負に出て、大きく回り込んで得意のフォアで思いっきりkatrienを狙ったが、Katrienが、さっとボールをよけると、そのボールはベースラインを15cmほどオーバーして・・・ 「アウト!」

ゲームセット!

ホップの花咲くコートで、奇跡の大逆転劇だった。

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勝利のビールはうまい!

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その日の夕方、僕はさらに勝利の祝杯をあげるためにブリュッセルまで行ったのだった。

そんな無茶な、と思うなかれ、ブリュッセルでは年に1度の「ベルギービール・ウィークエンド」(13th BELGIAN BEER WEEKEND)が開催されているのである。

ベルギー在住ビール好きには避けて通れない道なので、やっぱり行ってみたかった。

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