4月に入り、ベルギーは花と緑の季節になりつつあります。
確か僕が沖縄にいた頃も、4月には旅行社が｢花と緑のベルギー・オランダツアー」パックがあったと記憶しています。
旅行者が増える時期にあえて、ベルギーでの邦人被害事例を載せておきたいと思います。
以下は「在ベルギー日本国大使館安全対策メールマガジン」からの【被害届分析表】及び【被害例】によるのもです。
【３月中の届出事案】
１．２月１０日１２時頃，ブリュッセル区の自宅に留守中空き巣が入り，旅券，ＰＣ，貴金属等が盗まれた。（空き巣：在留邦人）
２．３月１日１６時頃，ブリュッセルのモネ劇場前の広場を歩いていたところ，突然，後のポケットから財布を抜き取られ，追いかけて奪い返したが，小銭を散撒かれ紙幣８００ユーロが抜き取られていた。（ひったくり：男性旅行者）
３．３月２日１５時頃，北駅で電車を降りる際，数人の旅行者を装った男性に囲まれ，ブリーフケースから旅券の入ったカードケースを盗まれた。（スリ：男性出張者）
４．３月６日１４時頃，オランダのスキポール空港からアントワープ中央駅に到着後，駅構内の有料トイレで用を足している間，左後ろに置いていたスーツケースの上からショルダーバッグが盗まれていた。ほんの１５秒くらいの間であったが気がつかなかった。（置き引き：男性出張者）
５．３月７日１２時頃，南駅構内の有料トイレで用を足している３０秒くらい間，スーツケースの上部にセットしていたビジネスバッグが盗まれていた。（置き引き：男性出張者）
６．３月７日２３時頃，ザベンテム空港の荷物受け取りを出てすぐのレストランで食事をしていた際，荷物を載せていたカートから手荷物のバッグとＰＣバッグを盗まれた。手荷物のバッグには旅券，財布，カメラ，携帯端末，ＰＣバッグにはＰＣのほか，ＨＤが入っていた。（置き引き：女性出張者）
７．３月８日６時頃，ナミュールに向かう途中，北駅のホーム上で，カバンから旅券，現金（約６００ユーロ）が盗まれていた。（スリ：男性出張者）
８．３月１１日１０時頃，中央駅の地下鉄券売機付近で同行者に説明をしている間に側に置いていたリュックを盗まれた。リュックには財布，免許証，メモリースティック等が入っていた。同行者に道を尋ねてきたアラブ風の人物が仲間であったと思われる。（置き引き：男性出張者）
９．３月１２日２１時頃，中央駅横の大通りで現地人に声を掛けられ，地震について話し合っていたところ，後ろから旅券と財布を盗まれた。（スリ：男性旅行者）
１０．３月１３日１４時頃，中央駅でメトロに乗車するため階段を下っていたところ，２人組の男が肩をぶつけながら話しかけてきた。振り払おうと立ち去ったがカバンのジッパーが開けられており，旅券の入ったポーチがすられていた。（スリ：男性旅行者）
１１．３月１６日１５時頃，ブルージュからブリュッセルに向かう電車内で，南駅到着直前に見知らぬ若い男に何駅かと尋ねられた。南駅停車中にも切符を見せられ話しかけられたが，その男が急に出口に向かった。気づくと足下に置いていたバッグが無くなっていた。（置き引き：男性旅行者）
１２．３月１８日２０時頃，ブリュッセルのワーテルロー通り歩道を歩いていたところ，後方よりスクーターに乗ったものにバッグをひったくられた。フルフェイスのヘルメットをかぶっていたため犯人像は不明。（ひったくり：在留邦人）
１３．３月２５日１０時頃，パリ北駅からブリュッセル南駅の間にハンドバッグに入れていた旅券，財布等が盗まれていた。（スリ：女性旅行者）
１４．３月２６日１７時頃，北駅付近の路上で手にしていたＩＰＡＤをひったくられた。（ひったくり：男性旅行者）
１５．３月３０日９時３０分頃，アムステルダムからアントワープ行きの電車で，荷物を棚に置いていたところ，気づいたら無くなっていた。（置き引き：男性旅行者）
１６．３月３１日１３時頃，中央駅の地下通路内で，歩行中に汚物を掛けられ，上着を脱いで拭いている間に貴重品の入った手荷物を持ち去られた。（置き引き：男性旅行者）
１７．３月３１日１７時頃，オルタ美術館のクロークカウンターで，コートを着るため貴重品の入った財布をカウンターの上に置き，その後無くなっていた。（置き引き：女性旅行者）
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被害に遭われた方にとっては悲惨な状況です。
僕が案内した4姉妹と、甥っ子が被害に遭わず、無事に送り返せた事に、いまさらながら胸をなでおろしています。
パスポートを紛失したら、再発行に3日ほどかかるようですし、その間は観光として外を出歩く事も出来ないのです。
以下の身分証明書携行義務があるからです。
○身分証明書の携行義務
ベルギーでは，身分証明書（旅行者の場合はパスポート）の携行が義務付けられています。
コピーでは認められず必ず原本が必要になりますのでご注意ください。
なお，先日，日本からの旅行者が旅券コピーのみ携行し（原本はホテルに保管），電車でアントワープに向かっていた際，車内で警察官に旅券の提示を求められ，他の不法移民者とともに警察署に連行される事案が発生しました（後刻，釈放）。通常，身元が確認されるまでの間，警察署での拘束が続きますので，当国における旅券原本所持について，ベルギー国外から来られる出張者及びご家族等短期旅行者への注意喚起をお願いします。また，旅券を携行される際には，盗難・紛失に十分注意するようお願いします。
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旅行ガイド本などで「パスポートは大事なものだから、市内観光程度ならコピーを持ち歩いたほうがいい」というアドバイスがあるのを読んだ事があるので、去年の4姉妹が来た時も、今年、甥っ子が来た時もコピーを持たせていたのだが、それじゃダメって事ですね！
旅中、警察に出会わなくて良かった！（僕は2年7カ月いるけど、まだ職務質問された事がない・・・ニセ警官以外は）
川島永嗣選手のLierseも、プレーオフで、あと2試合ホームゲームがあるので｢花と緑と川島のベルギーツアー」で、ベルギーへ訪れる方もいるかもしれない・・・・
23-04-2011 - 20:00
K Lierse SK - STVV
30-04-2011 - 20:00
K Lierse SK - Cercle Brugge KSV
まだ、チケットは残っているようです。
ま、ホント、誰であれ、上記のような被害事例を参考に、場所や状況に置いて十分気を付けて、「楽しかったベルギー」として記憶に残るような旅行をして欲しいものです。
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