20.9.10

ベルギー観光ワロン地方 2

四姉妹珍道中12日目(9/19)

朝はベルギー南部ブイヨン(Bouillon)のホテルで目覚め、外の景色を眺めると、まるで日本の温泉宿のような風景を目にする。

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ここはベルギーの田舎、次の町は8kmほど離れたフランスの町と言う、国境の町でもある。

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霧がかかってはいるが、空は青く、スモワ川沿いの教会の塔は陽光を浴びていた。

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僕たちの宿泊したホテルはスモワ川に面した安ホテル(失礼、三つ星でした=1人当たり30€)。ビュッフェ式の朝食を控えめに食べた後(そろそろ、体調管理に気を付け始めた)陽光を浴びて丘の上にそびえ建つベルギー最古の城、ブイヨン城へと駆け上がっていく(もちろん車で・・・)

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町から見えた城の反対側も崖っぷちで、蛇行したスモワ川に囲まれ、まさに要塞だ。

1096年第一次十字軍を指揮したゴッドフロワ・ド・ブイヨン伯の居城跡。

交通の要衝であったため、フランスとオランダが争奪戦を繰り広げたと言う事なので、この城を陥落させるために、相当な激しい戦争があった事でしょう。

現在、すそ野にはサッカー場とテニスコートがあって、平和にスポーツを楽しむ人々がいた。

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オランダ軍が占拠した当時の展示室。

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IMG_1917 迷路のような洞窟や階段が、いくつもつながっている。

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最初に出てきた広場。

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数種類の猛禽類の鳥が飼育されている。

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お城の頂上に到達した五姉妹IMG_1900360度のパノラマ、ブイヨンの街並み IMG_1908街並の反対側に架かる小さな橋。   IMG_1939そうこうしているうちに、このお城名物、鷹匠の実演が始まった。

主役は、先ほどの猛禽類の鳥たち。 IMG_1958中世の衣装を身にまとった鷹匠は二人、左側の男性はフランス語、右はオランダ語を担当して結構ユーモラスな会話をして笑わせていた。IMG_1981大きなハゲワシを飛ばせ、観客の頭上すれすれ、時々翼が頭に触れるくらいの低空飛行をさせる。IMG_1986 実演が終わった後もサービス精神たっぷりに写真撮影に応じてくれた。この実演も城の入場料8€に含まれています。(ただし、タイミングが合わないと見られないので注意)IMG_2010 ブイヨンからの帰り道に立ち寄ったロシュオー(Rochehaut)から見た、谷間のスモワ川の蛇行した中に、島のように見える小さな集落。 IMG_2031ワロンの美しい村セル(Celles)

サン・アドラン教会と後方の丘にある修行所 IMG_2037 IMG_2045 IMG_2048セルも小さい美しい村だが、デュルビュイのように観光化されてなく、民家の風情を楽しめる。 IMG_2055 サン・アドラン教会の鐘が大きく何度も鳴らされ、中から大勢の人々が出てきた。 IMG_2057すわっ!結婚式の新郎新婦を見られるかと駆け寄ると、小銭(コイン)をバラまく人がいて、子供たちがそれを拾い集めている。

なくなる頃にまた小銭をばらまかれる・・・・、僕たち観光客の前にもわざとばら撒いたので、姉たちも拾い始めた・・・。 IMG_2067どうやら、この真ん中で抱かれている赤ちゃんの「洗礼式」だったようなのである。Katrienによると「フランダースではこの様な風習はないが、この地域の風習かもしれない」と言う事だった。

なんとなくわかりますね、この子が皆のお役に立てますように…と願いを込めて・・・。

IMG_2076フレイール城にやってきました。 IMG_20803段テラスの庭園が美しい、、とガイドブックにあったが時間の都合でパスすることにした。(入場料が必要なので、パッと見て出るわけにもいかず) IMG_2081フレイール城からムーズ川を隔てた向かい側の岩山には、ロッククライミングの人が大勢チャレンジしていた。(写真ではほとんど見えないが) IMG_2100次なる町はディナン(ナミュール州)

サクソフォンの発明者アドルフ・サックスの出身地と言う事で、町中にこんなオブジェがある。 IMG_2121ディナンと言えば、100mの断崖絶壁の上に建つシタデル(城塞)とノートルダム教会。その背景を背にして橋を渡り・・・。 IMG_2131ケーキ屋さんに入り、コーヒータイム。

茶菓子代わりにディナン名物、堅焼きビスケットを食べる、、、かなり堅く、口の中でもなかなか柔らかくならないので、歯の弱い人には注意です。 IMG_2150次に立ち寄ったのはアンヌヴォワ城(Chateau d’Annevoie)

城の入口らしい場所に行くと、「プライベートなので立ち入り禁止」の看板がある。 IMG_2155仕方がないので、垣根の隙間から盗み撮り状態で噴水の写真を撮る。 IMG_2165このお城は、城の建物より噴水のある庭園の方が有名で、庭園(Les Jardins d’Annevoie)だけを観光客に開放(有料)しているらしく、その入場口があったが、閉まっていた。

庭では、結婚式衣装のカップルが写真撮影をしていた。それをまた盗み撮り状態で、写真をパチリパチリ・・・・。

 

そしたら、僕らの後ろの方から、ここの職員らしき若い女性がフランス語で「ボンジュール・・・・○□△×・・・」と、声をかけてきたので、「うわっ!きっと叱られているんだ!」と、ビビっていると、Katrienが通訳した。

「こんにちは、みなさん、この庭園に入りたいのなら入っていいですよ」と言われ、Katrienが「ありがとうございます、この人たちは日本からわざわざ、この庭園を見に来たのですよ」と答え、職員は「それなら日本語のパンフレットもありますから差し上げます」と、帰りがけだったにもかかわらず、車からキーを取って来て、事務所を開けてパンフレットを人数分くれた。

そして「時間を気にしないでゆっくり見てください、帰りはここから出てね」と、まあ、何とも親切な、若くてきれいで気の効いたお譲さんがいたものです。

アルデンヌ(ワロン地方)万歳!

IMG_2175やさしいお譲さんのおかげで、この「ヨーロッパでも有数の美しい庭園」を「四姉妹珍道中御一行皆様」が貸し切り状態で独占した。(他に観光客なし!しかも無料で!) IMG_2224アンヌヴォワ庭園のシンボルともいえる大扇噴水(Le Grand Eventail)の前で五姉妹で記念撮影。 IMG_2247ヨーロッパでも類を見ないと言われる水棚(Le Buffet d’eau)1760年の設置以来機能し続けている。

アンヌヴォワ庭園の噴水はポンプなどの動力を一切使わず、250年も前から自然の落差(4つの水源)を利用した噴水で、50基もあり、地下には水路網が張り巡らされていると言う。 IMG_2264大扇を正面から。 IMG_2279

大満足で庭園を後にする姉妹。

池には黒ハクチョウもいました。

珍道中ならではのハプニングで、僕も「思いっきり得をした!」気分になりました。

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