30.4.10

新婚さんいらっしゃい!

沖縄時代の友人が新婚旅行の途中でベルギー・アントワープまで立ち寄ってくれた。

このカップルは日本を発ってからロンドン、ジュネーブ、パリ、アントワープ、アムステルダム、その後日本へ帰ると言う事で6カ国(あとひとつはどこだ?)約2週間の旅程であるらしい。 IMG_290710:31の予定より10分遅れて、タリスでアントワープ中央駅に到着。

僕とKatrienはLierから先に来て待ち構えていた。 IMG_2925まずホテルを探して、荷をおろしてから、さっそく市内観光。旧市街観光の中心となるアントワープ大聖堂の隣のフルーン広場で、ルーベンスの像と大聖堂をバックに記念撮影。

広場に面したレストランで昼食。

新婚旦那は「ベルギービールは何がいいですか?」と聞くので「いろいろ試してみるのが楽しいのだけれど、とりあえず日本にはない、黒っぽいビールを飲んでみてはどうですか」と勧めて、レフェ・ブラウン(Leffe Brune)とコルセンドンクのブラウン (Corsendonk)を頼んで、2杯目はそれぞれ違うものにした。「味が濃くて甘みがあっておいしい!」との感想。女性陣は白ビール。新婚嫁も「すっきりしていておいしい!これならビールを飲めない人でも大丈夫だわ、なぜ日本でこんなビールを作らないのかしら?」

ビールを飲んで食事をして、レストランで2時間潰した。IMG_2934彼らは疲れもあったので、休むにはちょうど良かった。大聖堂、市庁舎、スヘルデ川など観光で回る場所は大体この周辺だから、ゆっくりでいい。 IMG_2948市庁舎前の噴水は、巨人の手を切り取って投げようとする若者。

これはアントワープの名前の由来となったと言われる伝説が伝えられている。

 IMG_29671時間くらい歩いて、曇っていた空から太陽が覗いて、テラス席が明るくなったので、座って休憩。彼女は、ワッフルを食べて大喜び!「とてもおいしい!」(焼きたての温かいもの)IMG_2969カフェの席から見えた大聖堂の鐘楼と、切り妻屋根の家。

鐘楼からは、何度も短いカリヨンの音が聞こえてきた。 IMG_2993ホテルへの帰り道、ヴァン・アイクの銅像の下で座り込んでまた休憩。彼女はだいぶくたびれていそうだった・・・(あと、3日だ頑張れ!) IMG_3012

彼らを取り合えずホテルまで送り、休ませることにして僕らはLier市に帰って来た。駅からウチに帰る途中、遊歩道のわきにあった「白い」ブルーベルの花。

 

傘を持っていったが、使う事もなく、アツアツの新婚さんに水を差さなくて良かった。

帰国しても、いつまでも仲良くしてくださいね。

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ZOMER、ゾーマル、夏気分!

4月28日(水)ベルギーは最高の天気になった。

昼間は25℃を超え夏日となるほどだった。

そんな中、ブルーベルの咲く季節になっていたので、去年も行ったブルーベルの咲く森へ自転車で出かけた。 (去年は4月29日だった)

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我が家からは自転車で10分ほどで到着の隣町Kesselの森。

ベルギーでは有名は「ハルの森」のような一面がじゅうたんのように、とはいかないが、ポツリポツリと咲いている場所がある。

IMG_2568ブルーベルと言っても、白い花もあるんですよ。 IMG_2611ブルーベル(Bluebell)、和名では鈴蘭水仙と言うらしいが、オランダ語ではWilde hyacint。  IMG_2670オランダ語では釣り下がったような花には鐘(Klokje)が付くのだが、なぜかこの花には付いていない。 IMG_2684オランダ語では野生のヒアシンス(Wilde hyacint)という。 IMG_2692野生のヒアシンスの咲く森の隣には「野生のチューリップ」の咲く場所もある。 IMG_2701ここは数年前まで、ある個人の方が数万本のチューリップを植えて管理し、オランダの有名なチューリップの公園の縮小版のようになっていたが、管理していた個人が故人になってしまったので、管理されず野原のようになってしまっているのである。

が、健気にチューリップたちは時期が来ると咲いているのである。 IMG_2718そして、しばらく自転車に乗ると運河沿いの湿地帯で、白い花の群落を発見! IMG_2723近づいてみると、これも下向きの釣り下がった花、鈴蘭水仙だ。 IMG_2730オランダ語ではその名も「夏の鐘」(Zomerklokje)

夏空に、その白さが雲と共に映えます。

花の高さが5-60cmしかないので(しかも湿地帯)、なかなか青空バックに見る事はないのですが…。カメラのなせる業ですね。 IMG_2788スネウクロッキェ(スノウドロップ)にも似た清楚でかわいらしい花。 IMG_2801真下から見るとこんな感じですが、やはり横から見た方がいいかな? IMG_28133月にも行った田舎のカフェの前には小さなサッカー場があって、タンポポの花がたくさん咲いているので、花畑の中にあるようだ。天気がいいとサイクリングの人が増えて、このカフェも大繁盛!車も自転車もいっぱいで…、静かなら僕もひとりでビールを飲みに行こうと思ったが止めた。

上の鈴蘭水仙は、このカフェの前の奥まった所だったが、僕以外に見に来る人はいなかった。

IMG_2819 IMG_2834再び運河沿い自転車道に戻ると、サイクリングの人たちも多かった。こちらではファミリーツーリングとスポーツツーリングがはっきりと分かれている。スポーツの人は自転車からウェアーまでバッチリ決まっている。 IMG_2835あっという間に緑に包まれたベルギーの自然です。 IMG_2836周りの緑化に反発するように、自己主張するのはセイヨウブナの銅葉品種、春なのに見事な紅葉を見せる変わりものですね。 IMG_2848まるで秋の様な景色にしてくれる、ブナの街路樹。 IMG_2850

4月28日に撮ったとは思えないような写真になってますね。

4月のベルギーは降水量も少なく、日照時間も例年より長かったという統計が出ていた・・・。

しかーし、明日から来週にかけて気温低下と、雲の多くなる天気と言う予報が出た!

奇しくも日本のGWで、観光客が多くなる時期だ。かくいう僕の知人も明日ベルギー(Antwerpen)入りして、会ってアントワープ観光や食事を一緒にする事になっているが・・・、水(傘?)をさすような事態にならなければいいが・・・。

アントワープと言えば、明日から「フランダースの犬展」が開かれて、盛大に日本人観光客を迎え入れる準備ができているようだが・・・、雨が降ればかえって、そういう場所はいいのかも?

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28.4.10

市内散策

このところ好天続きのベルギー、一日の日も長くなり午後9時ごろまで外が明るい。

僕はどうも時差ボケ状態になったのか、夜寝るのが遅くなり、午前中は力が入らない状態になている。(病気というほどではないが・・・)

学校から帰って来てからでも十分に散歩を楽しめるので、カメラを持って町を歩いてきた。

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両側に路上駐車しているが、これはちゃんと有料駐車帯になっていて、毎日でも止めたい人(そこの住人)は、年契約のカードをフロントガラスに張っている。たまにしか止めない人は路上にある駐車券販売機で駐車券を買って、フロントの見える所に置いておく。

違反チェックは結構細かくやっている、警察ではなく市の委託職員ではないかと思うが。町中のそういう所をきめ細かく回っているので、相当数の人が職業としてそれをやっていると思う(市の重要な収入になるのかもしれない)

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街角の古井戸(ポンプ)跡

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教会の隣の桜(Kanzan)も満開になった。

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ベルギーにある桜の典型的な形はこんなものです。太い幹が1.5mくらいあって、接ぎ木をしたらしい所から枝が広がっている。

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これは白い桜、たぶんチェリーが収穫できる種類でしょう。

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遊歩道

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緑の葉の中に紅葉を見せる木もあります。

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セイヨウブナの銅葉品種は、新芽から赤っぽい色をしているので紅葉の様です。

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マロニエの木には、すでに上向きの花が咲いています。

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セイヨウカジカエデは下向きの花。

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ノルウェーカエデ・クリムゾンキングも紅葉を楽しませてくれます。

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多くの市民が散歩、ジョギング、自転車を楽しむ遊歩道、こんな場所が身近にあるなんて幸せな事だと思うのだが、こちらではそれが「当たり前」のようなんですね。

この春から、ウチの家の前の遊歩道には街灯が設置されて、日没から24時ごろまで灯りが点いていて、遅くからジョギングを楽しむ人のためのようなのです。

その街灯が最新式なのか、電球部分が薄っぺらで板のようになっていて、20個くらいの開いた穴から明かりが出ている・・・・、今月の市広報誌によるとLED照明なのだそうだ。

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27.4.10

Lier市はお祭り騒ぎ

先週末、ベルギーサッカーの2部リーグで、僕の住むLier市のチーム「LIERSE S.K」が優勝を決めたそうだ・・・・・。

サッカー事情には詳しくない僕なので、解説出来ないのが残念だが、去年も最後の土壇場で優勝を逃していた事は知っている。

それだけに今回の優勝は、地元サポーターには感無量だったのでしょう。(十数年ぶりの優勝だと言う)

Lier市のサッカースタジアムは、我が家から歩いても5分ほど、試合のある日はスタジアムから歓声が聞こえてくるほどだ。ベルギーの国民的スポーツはサッカーと自転車、その次にテニスが来るのかなぁーといったところ・・・。

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地元でサッカーの試合がある時は、午後8時の試合開始に合わせて人々がチームユニフォームのTシャツを着たり、チームカラーの黒と黄色の襟巻を巻いてスタジアムへ向かう人の群れをよく目にしていた。

IMG_2491 優勝決定試合のある日(土)から市内のあちこちに「K.LIERSE S.K」のチームカラーの旗や風船が住宅の窓やテラスに飾られるようになっていた。IMG_2494フリッツ屋さんも旗と風船 IMG_2501車のアンテナにも黒と黄色のリボン IMG_2502民家の窓にはユニフォームと風船 IMG_2504同じく旗と風船 IMG_2537「応援していたよー!」という意思表示のように、そして、みんなと喜びを分かち合いたいと言う祝福の意思表示のように、誇り高く掲げているのである。 IMG_2538

日曜日はファン感謝デーとなったのか、スタジアムにはいつもより早く人が集まり始めた。

僕とKatrienは両親の家に行って帰り道、夜中の23時過ぎになっていたが、スタジアム前の道路は紙コップやビール缶が散らかっていて、「祭りの後」の感じ。

まだ道を歩く人もいて、線路沿いで4名で連れションをする男たちも目撃してしまった。

よほど羽目を外したんでしょうなぁー … ま、十数年に一回ならいいでしょう?

市内の時計台広場でも祝賀会があったようですが、その辺の事情に詳しくないので知らなかったが、Mechelen-TVのニュースで映像が出ていた。

先週末、サッカーの優勝と、テニスファンにはLier市出身のヤニナ・ウィックマイヤーが、国別対抗フェドカップでベルギーに勝利をもたらす、自身の2勝目を挙げたので、Lier市のスポーツファンには最高の週末になったようだ。

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