30.9.09

Mechelen(メッヘレン)オランダ語教室

久しぶりにオランダ語教室の話

その後、順調に授業をこなしている。

まずは、Mechelenの町の紹介から・・・・

って、今年の2月にも1ヶ月間Mechelenの学校に通っていたから、その頃のブログ記事でも紹介していたのだが・・・、2月の写真と9月の写真という違いだけかも知れない。 IMG_1219 Mechelen中央のフロートマルクト広場

高い塔は、Mechelenの誇る、聖ロンバウツ大聖堂の鐘楼。

ここのカリヨンは、ヨーロッパ最大級の鐘を擁して、カリヨンにおいては、カリヨンコンサート発祥の地と言われ、世界唯一の王立カリヨン学校がここMechelenにある。IMG_1223 現在の市役所

かわいらしい中世風の建物だ。

広場のあちこちに車座に座って、学生たちがサンドイッチをほおばっていた。

若者たちは、カフェには入らず、スタンドでサンドイッチと飲み物を買って外で食べる。

僕は家でサンドイッチを作って持ち、公園のベンチで食べる。IMG_1230 15世紀のMechelenと、フランドル地方を繁栄に導いたマルガレータの像。

広場の片隅から、広場を眺めるように立っている。IMG_1245 13世紀の市役所

フランダースで一番古い石造市庁舎IMG_1264

聖母教会、これもかなり大きい!

以上、Mechelen駅から、学校へ行く間に30分くらい散歩しながら、撮影した。(ホントは7分で学校まで行ける)

やっと7日間学校通った事になる。

生徒は16-7名、男が5-6名(毎日のように新しい顔が見えたりして、はっきりした数字をつかめない)

フランス語系の生徒が多くて、先生もフランス語が出来るものだから、時々フランス語で教え始めるので「なんじゃらホイ!」状態になる。

しかし、みなさん、考えてみてよ、全く知らないオランダ語を、オランダ語で習うって、どういう状況になるか(今回2回目だから少しは意味が分かっているが)

小さいオランダ語を教えるために、大量のオランダ語で説明するのである。

「だから、オランダ語を知らないから、ここに来ているんだって!」叫びたくもなるよ。

1回目のオランダ語教室の先生は、絵を描いたり、ジェスチャーが上手だったから、何とかわかったが、今回は難しい。

ま、しかし、テキストにCDが付いていたので、家でも毎日聞いている。(それは良かった)

ハイ、また明日も頑張ります!

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29.9.09

リール(Lier)に帰ってきたら

 

長い間、南フランス紀行に、お付き合いいただきありがとう!

 

居住地の、Lier市に帰って来た最初の日曜日(27日)に、市主催の「新市民に対するレセプション」があって、招待を受けていたので、Katrienと一緒に参加した。

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最初は、外国人移民に対するレセプションかな?と思っていたのだが、行ってみたら、普通にベルギー原住民もいた。

9:30に指定の館へ行って、一通りLier市の特徴的な事の説明(あいさつ)があって、参加者80名くらいいただろうか、その場(室内)でみんなで朝食をする事になった。

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朝食の後、Lier市紹介のため、4つのコースに分かれて市内散策に出かける。

「IN DE LUCHT(空の中へ)」「警察署見学」「市内散歩」「ネーテ川遊覧船」

僕とKatrienは、刑事コロンボ?おじさんの持つカード「IN DE LUCHT(空の中へ)」のもとへ行き空中散策に参加!

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ガイドを務める刑事コロンボ?が「いや、うちカミさんはね、高所恐怖症で、この塔に登った事はないんですがね、今日は皆さんを案内します。高所恐怖症、閉所恐怖症の方はいませんか?高さが80mもあるんですよ」

と、言ったかどうかは知らないが、オランダ語で独特の口調で、ユーモアを交えて、みんなを笑わせながら案内してくれた。

僕が今まで何度も、美しい教会として、このブログで紹介してきた「聖グマルス教会」の鐘楼に初めて登る事が出来て、幸せのひと時だった。

(普段は立ち入り禁止です)

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塔の中の狭い、らせん階段をひたすら、くるくる回りながら登り、高さ50mくらいの所に展望場所があった。

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市の周囲に高い山などもないので、はじめて市内を高い位置から見た。

やっぱり三角屋根の瓦で、情緒あるねー。

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塔に取り付けられた時計を動かしている、本体のメカニズム。

17世紀のメカニズムと云っていたっけ?(うろ覚え)

柱時計みたいに、振り子が動いていた。

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この時計の動力は、ゼンマイでも電気でもなくて、この歯車に巻かれているロープの先に、500kgの重りが下げられていて、その重力が動力になっている。

いやいや、大変なものだ!

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そして、塔の鐘(カリヨンとは別のもの)

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鐘には、ひとつひとつに名前が付いているらしい

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葬式用の鐘、結婚式の鐘、ミサの鐘、非常時の鐘

いろいろ使い分けているという事だ

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これは、なーーんだ?

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なんと!巨大オルゴール!

このオルゴールのドラムで、この部屋の上の階にあるカリヨンの鐘を鳴らすのである。

「カリヨン自動演奏装置」という。

ガイドのコロンボさんは、本当に誇らしげに、この塔、鐘の事を説明していた。

昔、戦争でドイツに占領されて、鐘が戦利品として没収されようとした時も、市の名士が懇願して、持っていかれるのを免れたのだとか。

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このオルゴールからワイヤーで、上の階につながっている

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何とも複雑なカリヨン装置(上の階)

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ワイヤーの小さな動きで、鐘に当たるように最初から、ハンマーは近づけられている。

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鐘にはいろいろ、歴史も刻み込まれている。

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地上60mくらいの高さにある、時計の文字盤の針

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天井付近にあるカリヨンの鐘

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昔使っていた、カリヨンの手動演奏鍵盤

今は、別のものが取り付けられていて、自動とは別に、手動でも演奏できるようである。

IMG_2753  ハムスターが遊ぶような車が、塔の上部にあったが、この中で人が数人で歩いて、車を回し、その軸に巻かれたロープで、地上から荷物を運んだそうだ、「人力・エレベータ」ですね。IMG_2769 この日は天気も良く、馬で散歩の人もいた。IMG_2771

聖・グマルスの像

グマルス教会を後にして、元のレセプション会場に戻り(お昼時間であったが)アペリティフがあった。

ワインやジュースが振る舞われ、カナッペ風のおつまみがあり、しばらく余韻に浸ってから家路に着いた。

それはそうと、最初の朝食の時に、わざわざ僕らの席のとなりに座った60代くらいの夫婦は、同じアパートに住む方で「あなた方を前から知っていますよ、息子の嫁が日本人なんですよ。」と話し始めて、話が盛り上がった。

「息子夫婦は近くに住んでいるから、今度来たときは、連絡するから、一緒に遊びに来てください」と言われた。

どこに何があるか、分からないって云うものだ。

こんな粋な企画を持つ、リール市もすばらしい!

堅苦しい役人のあいさつなし、最初の10分くらいが市の概要の説明があったくらいで、後はお楽しみタイム。

最後には、市のオフィシャル携帯ストラップやボールペン、キャラメルなどの、お土産まであった。

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ついにNimes(ニーム)

何を持って「ついに」なのか?

いや、南フランス旅行の最終日というだけの話。

南フランス入りしたのは、モンペリエの空港だったが、帰りにフランスを出るのはニームの空港からベルギーのシャルルロワ空港行きなので、夕方の出発前に市内観光となった。

ニームと云えば、デニムの語源になっているそうである(serge de Nîmes=ニーム産のサージ生地)

ま、そんな事はいいが、「フランス最古のローマ時代の都市」と言われ、円形闘技場や、神殿など石造建築物が多数残っていて、その保存状態が良いという事で、観光客を集めているそうだ。

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最初に行ったのは、ラ・フォンテーヌ庭園(JARDIN DE LA FONTAINE)

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庭園とは言うが、泉になっていて、ローマ時代には巨大な浴場だったそうだ。

この泉からすぐに、カヴァリエ山を登る小道が続き、頂を目指してひたすら歩く。 IMG_2389 丘の頂にあるのはこれ。

マーニュの塔(TOUR MAGNE)

山に登るだけでも結構大変だったが、この塔の内部にある階段を、さらに上がり、頂上まで登る。(有料)IMG_2406 頂上からの眺めは最高だったが、ちょっと霞んでいる。

この日、気温30度の予報だった。IMG_2439ビートルズの「アビーロード」じゃないよ!

山から下りてきて、ニーム駅の地下に車を置き、駅から出てきたら、出口正面道路の先に、先ほど登った「マーニュの塔」が見えた。IMG_2558

ニームの「顔」になっている、円形闘技場(ARENES)

古代ローマ時代、紀元前1世紀に建てられたとは思えない。

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楕円形なんだけどね、今でもコンサートやイベント、闘牛も行われていて、2万人の観客収容できるそうだ。すごいなぁーと、感心するのみ。

フランスで唯一、この闘技場だけ「闘牛で牛を殺してもいい」と、許可されているらしい。

ここは、入場口(有料)で申し出れば、音声ガイドの機械を貸してくれて、日本語のガイドも入っているので、聞いていたが、ガイドのポイントも多く、ひとつひとつが、細かく解説されるので、時間が長くて全部聞いていると、なかなか前に進めない「困ったガイドちゃん」だった。

IMG_2472 ま、そんなガイドの中でも感心したのは、この古代のスタジアムでありながら、観客の出入り口(入退場)が広く多数あり、短時間で大観衆を収容できるように設計されている、という事に感心する。IMG_2474  確かに、いまどきのスタジアムより、いいかも知れない。

いや、いまどきのスタジアムも、大いに参考にしたのではないかと思う。IMG_2535 メゾン・カレ (MAISON CARREE)

これも紀元前1世紀に建てられた神殿。

中に入ると、自動的に映画館(室)に案内され「古代ローマの闘技場の決闘シーン」が3D映画で見られる。(有料)

初めて見た3D映画、迫力あったねぇー、剣や、槍が、座っている目の前まで飛び出してくのだ。隣に座っていたKatrienは、キャッ!と、体をよけた位だ。

20分位だったけど、映画が終わったら、自動的に外へ出されて、それだけだった?

ニーム観光、半日コースでした。

マーニュの塔(TOUR MAGNE)、円形闘技場(ARENES)、メゾン・カレ (MAISON CARREE)、この3か所の共通チケットが大人9.8ユーロだった。

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あいや、またベルギー情報からは外れているぞ・・・

27.9.09

絹織博物館のある町

南フランス、sauveから西へ9km

もう、田舎道なので、荒野の一本道をひた走る感じで、制限時速は70kmなんだが、80kmで走っていても追い越される。

結構、怖いゼ!フランス人ドライバー。

山岳時の狭いカーブでも平気で、飛ばして突っ込んでくる。IMG_2246

IMG_2252

目的の町Saint-Hippolyte-du-Fort(サン・ヒッポリテ・デュ・フォートと読むのか?)

町並が始まる最初の場所に、例のワイン協会の建物が見えた。

義兄はこの協会の会員になっていて、時々ここでワインの量り売りを買っているのだそうだ。

IMG_2254町の中心にある教会の塔

Saint-Hippolyte-du-Fortの町

教会前の広場では、青空マーケットが開かれていた。

Saint-Hippolyte-du-Fortの町

南仏、果物は新鮮でおいしそうなのが揃っている。

人気のある果物屋さんには、行列ができる。

Saint-Hippolyte-du-Fortの町

フランスで絹織物?と、思うかもしれない。

ヨーロッパって、羊毛の国だと思っていたから・・・、絹は中国やアジア系のイメージがある。

しかし、この町では、絹の糸を作る、養蚕から織物まで一貫生産していたようなのである。

織り機は機械化され、かなり進んでいたようだが、やはり時代の流れで、すたれていったようだ。

Saint-Hippolyte-du-Fortの町養蚕で出来た蚕の繭Saint-Hippolyte-du-Fortの町 織機で使う舟形の杼(ひ)は、日本で見たものと同じSaint-Hippolyte-du-Fortの町  機械化された織機

Saint-Hippolyte-du-Fortの町

細かいところは精密機械のようだ

Saint-Hippolyte-du-Fortの町  絹素材の衣服Saint-Hippolyte-du-Fortの町  生きた蚕も展示されていたSaint-Hippolyte-du-Fortの町    そして繭から出てくる、蛾の羽ばたきを見ることも出来た。

今は、この博物館以外では、生産していないそうだ。

ある時期、世界的に蚕の病気が発生して、繭の生産が出来なくなった時、日本だけが病気が伝染しなかったので、日本から繭を輸入して、織物生産していたようで、少なからず日本との関係もある、この町。IMG_2262 そんな、Saint-Hippolyte-du-Fortの町も、全体的に古い街で、石積みの家が多い、そして川も清流(季節により増水あり)IMG_2269 路地で猫を見つけた。

赤いプジョーの前を、悠々歩いているので、カメラを向け写真を撮ると・・・IMG_2272 どんどん近寄ってきて、カメラのレンズの前で横になって、スリスリを始めた・・・・、なんてやつだ!全くの無警戒。フランスの田舎猫IMG_2297 旧市街の川向かいには、割と新し目の家が・・・。

川が清流でいいなぁーIMG_2308 川岸には、ハーブとなる野草が、たくさんあるんですねーIMG_2311 ススキの穂を厚く、フサフサにしたような植物(ベルギーでは園芸店で売っている)IMG_2313 これも川岸にある雑草だが、ベルギーでは園芸店で売っている。

IMG_2327

文房具屋さんのショーウインドーに飾られていた、ガラス片(日本でも流行っていたんじゃないだろうか?割れガラスが海や川で角が取れて、丸みを帯びたやつ)

そんな所で、今日も南フランスの田舎町紹介でした。

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あいや、またベルギー情報からは外れているぞ・・・