30.4.09

白鳥の教育

今日も白鳥の様子を見に行ったら、巣は空になって、孵化しなかった卵だけが残っていた。 運河沿いの道を歩いて行くと、巣から100m位離れた所で
夫婦とヒナ6羽が泳いでいた
ホントに微笑ましい光景だ
親鳥は時々、頭を水の中に突っ込んで、逆さまになり、水底から何かしら探して口にくわえて来るのでヒナたちは、何だろーとすぐに集まってくる。
(逆さまになった時の姿が、ソフトクリームのように見えるのは滑稽だが・・・、時々ふたつのソフトクリームが浮いているように見える)
いや、ホントに何があるんだろー?僕も興味があるが、分からなかった。
木の枝をくわえてきたりしているが・・・。
どう考えても、何か食べられるものがあるはずだよね。
ヒナたちも親に習って、首を突っ込んだりしている。
もちろん水底までは届かないはずだが、教育とはそうやってやるもんなんだなあと、改めて思った。
水に浮くとか、泳ぐとかは、体の構造上、教えられなくても出来ると思うが、餌の探し方はやっぱり、教えてもらわないと分からないだろう。
この運河にいる魚、初めて間近ではっきりと見た。
やはりコイのようなんだが、4-50cmはあるのが4匹たわむれていた。
釣り人は、こういう魚を狙っているのだろうか?

Lier市民公園の池に巣を作って、抱卵中のバンはまだヒナが孵っていないようだ。

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29.4.09

たっぷり自然観察

メチャクチャいい天気だ!
水と緑と青い空
飛行機雲 そんな天気の中を今日は、自転車で自然観察サイクリング
Lier市から、市の堀を超えて、次の運河を超えて
となり町のケッセル(Kessel)の湿地帯観察ルート
その名もHet Zomerklokje(夏の鐘)・・・後で出て来る

幹線道路から、わき道に入ると早速、緑に囲まれた清々しい道路になる

車は通れるが、すれ違う時は道路からはみ出す

小さい道路から、さらに小さい観察ルートへ

もちろん歩いての観察も出来るが、何しろ規模がでかいので

自転車はかなり役に立つ、リュックにカメラと、非常食のチョコレートと、水

Googleで出した簡単な地図を入れている。

まず目についたのが「すずらん」の群生地

木々の間の半日陰の落ち葉の中に、緑の葉の群生

近づいてみると白い小さな可愛いすずらんだった
僕にとっては野生で見る初めてのナマすずらんだった
オランダ語ではmeiklokje(メイクロッキエ)
(5月の鐘)。klokは鐘だが、jeが付くと、小さい・可愛いという
イメージになる。以前にSneeuwklokje(雪の鐘)(Snowdrop)を紹介したが
ここでは鐘が吊り下がっているような花には、klokjeが付くようだ

観察道に時々現れる生物紹介の看板

これはZandbijen(直訳:砂みつばち)を紹介している

砂の中に巣を作ると言うような説明がされているようだ さて、次も白樺林の中に緑の葉の群生と、青い小さな花たち

近づいてみるとBluebell(ブルーベル:ツリガネソウ) の群生だったが
白とピンクのブルーベルも混ざっていた

ブリュッセル近郊のハルの森では、一面ブルーの群生が見られるそうだが
今年はここくらいで我慢しておこう

そして現れた庭園風、チューリップ園
だが、雑草が混ざり、手入れしてなさそう
おまけに花の時期も半分以上終わっている

観光パンフレットで見ていたが、とてもきれいだったので
ひょっとして、オランダの観光名所「キューエンホフ公園」のような
素晴らしいものかと期待していたが、残念!
入口も閉ざされていた。個人経営で10年以上も続けていて、チューリップが15万本植えられているとの事だったが、・・・・経営者が年を取って続かなくなったのか?

大運河(商業用)に出たり、また小運河(農業用)わきを走ったり
ずっと水と縁の切れない、平坦なサイクリングロードが続く
湿原ぽい開けた所に、白い小さな花の群生を発見!

運河の土手を下りて行って近づくと
これも可愛い花Zomerklokje(ゾーマルクロッキエ:夏の鐘)という

この湿地帯一帯の地名になっている(Het Zomerklokje)
雪の後に出てきたSneeuwklokje(スネウクロッキエ)と
花の形は似ているが、こちらはちょっと大型だ
地面から花までの高さが60cmくらいあった
あ、そう、和名があった。鈴蘭水仙だ。
運河の一角に、船の停泊所があった
このあたりで、雑草の中に「ヨモギ」も発見した。
葉をちぎって、香りをかいでみたが、沖縄のヨモギより薄かった。
対岸を走るサイクリング野郎たち
というか、ここでは競技用自転車に、競技用ヘルメット、ユニフォームも着用しているので、サイクリングというより競技のトレーニングをしているようなのでアリマス。

婦人用自転車で、リュックを担いでギコギコ漕いで
ケツが痛いので、時々こぐのをやめて、立ち上がって流している、僕なんかより100倍カッコいいです。

いや、ホントにケツが痛い。筋肉痛よりケツ痛だ!
今日は30kmくらいの移動距離だった。
ヤツらは、70k-100km(距離)は平気で走るからなぁー
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28.4.09

祝!白鳥親子

白鳥の卵がふ化しました ちょっと遅いなあと思っていた、矢先だったので、良かった
昨日(27日)、発見したのだが、卵のサイズよりかない大きかったので
2-3日前に孵化したかもしれない
(7個のうち6個がふ化)
Lier市民からの祝福の差し入れ
パンをヒナに与えている
(多分)お父さんが、迎えに来て、ヒナたちを誘っている
2羽はすぐに出てきた
(多分)お母さんも「さあ、行っておいで、お父さんと遊んで来なさい」
みたいな感じで、立ち上がり、ヒナたちを促した
こんな、いい環境の所に住んでいる
グマルス教会に続く、静かなネーテ川(運河)
川岸に来て、餌の探し方を教えているようだ
いやー、なかなか、やるじゃないか白鳥夫婦
夫婦の共同作業が微笑ましい
抱卵中もいつも、片方は巣の警備をしていた

散歩がてら覗きに来る、市民たちも「モーイ」・「スコーン」
とか口にして、きれい・可愛い・素晴らしい、などと賛辞を惜しまなかった

同じ場所で、バンの親子もいるのだが、注目されず
白鳥一家が、外出のすきに、
バンの母親は、白鳥の巣からパンを持って行った
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27.4.09

ゴミの問題

 前回、我が家のコンポストの事を書いたが、うちでは割と、ごみ減量に気を付けて暮らしているつもりだ。

 資源ごみも、ちゃんと分別して出している。

 ちなみにこちらでも、ごみ処理は有料なんですね。専用ゴミ袋に処理代が含まれていて、スーパーで買う事が出来る(日本でも同じだったね)、資源ごみ(空き缶、プラスチックなど)も有料袋だ。段ボールや紙、ビンは無料。

 先日市役所から郵便物が届いて「あなたが出したごみは、正規の場所以外に放置(不法投棄)されていたので、最高200€以下の罰金が課されます」と警告され、そのゴミ袋から出てきたという、僕の住所と名前の記された保険番号票がコピーされていた(証拠として・・・)

 「もし、不服がある場合は別紙にて文書で回答してください」と、あったので、もちろん、そんな風にごみを出した覚えはない!と、記して回答した。

 考えられるのは、最近導入されたごみ回収BOXで、機械式でふたがロックされていて、電子式のカードでロック解除し、ごみ袋を筒の中に入れ(筒以上の大きさのゴミは入れられない仕組み)再びふたをするとごみがBOXの中に落ちて、またロックされる。(BOXの下は地下室になっている)

 ロックされるので、ゴミが落ちたかどうか、ステンレスでできたBOXの中を確認する事は出来ない。それで次の人が捨てる時に、万一、前のごみが残っていたら、取り出して外に置いて、自分のゴミを捨てるだろうね(常識的に)

 それで、僕たちのゴミは不法投棄になったのではないか・・・。

 もちろんその事も記入して、役所に抗議しているのだが、2週間たって、まだ返事は来ない。ベルギーのお役所仕事は、いつものんびりしている。申請して2-3週間は普通だ(この間の免許証も)。

 どうもこの(ドイツ製)ごみ回収システムには問題があるようで、住民の何割かは反対していたそうなんだが、ウチのアパートの前に出来てしまった。

 反対していた人たちは、今まで通り、有料袋で指定期日に指定場所に出しているらしい。(現在の所新システムと、旧システム、どちらでも構わない事になっている)

 昨日あたりのニュースで、こんな事があった「ベルギーでは罰金の70%は支払われないまま、済まされている」

 なんでも、ベルギーでは罰金の通知を送って、その後督促状を送るが、そのあとは何もないのが原因らしい・・・。って、前からそうだったが、ファイナンシャルクライシスになって、この問題が浮上してきたようだ。

 日本では、交通取り締まりを厳しくしたら、反則金収入が増えて、国庫は潤っていたはずだが・・・。


 つまらないゴミ問題の話でした。


 昨日の日曜日は、katrienがテニスの大会に出ると言うので、朝から緊張して会場へ行ったら雨。

1年中雨の多いベルギーで、雨が降ったら順延なんて言っていたら、いつまでも出来ないので、しっかり室内コートで開催された。

 katrienのデビュー戦だったが、20代の若い選手相手に、いい試合をしたが負けてしまい、ベルギーの公式戦は、ほろ苦デビューとなってしまった。


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25.4.09

ごみ減量で液肥!

  我が家では、ベルギー生活が始まってすぐに、家庭で出来るごみコンポストを購入して、野菜くずをゴミに出さないようにしている。


 コンポスト容器を買って、その野菜くずを処理してくれるミミズが必要だったが、Katrienの友人で実践している人がいたので、そこから分けてもらった。


 ミミズも元気に冬を越し、野菜くずを与え続けているので、約半でかなり数も増えた。
 ミミズは野菜を食べて、糞をするし、おしっこもする。
それが素晴らしい肥料になるんですねえ・・・。
上の写真がミミズコンポスト。最初の頃、ショウジョウバエみたいのが発生したが、冬の間にいなくなった。

 半年の間に2段を使い、現在3段目になっている。ミミズが働いて、野菜を糞に変えると段が沈んでいく仕組みになっている。

 一番下の段は液肥貯めになっていて、ミミズのおしっこが貯まり、蛇口から液肥が取れるようになっている。
2番目の段は腐葉土のような堆肥に変わっている。

 そしてミミズは現在、3段目と4段目で活動中だ。

 今回、初めて液肥を取ってみた。ちょうど、キッコーマン醤油の小ビンの空き瓶があったので使ったのだが、これがまた、そのまんま醤油色なのだ!(意外と無臭なのである)

 ものの本によると、それを、人のおしっこ色になるまで薄めて、植物に散布すると書いてあったので、その通りに実行した。

 ウチのテラスには、パンジーやアジサイ、水仙、ゼラニウムなど、花鉢の他に観葉植物もあるが、バジル、ねぎ、イタリアンパセリ等の食用野菜もある。

 もちろん、すべてに有効なので、施肥しているが、いずれその野菜も僕等の口に入るのだから、循環ですなぁー。

深く追求したいような、したくないような・・・。
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24.4.09

いきなりトップギア!

今日も自転車!
Katrienが車を使っている間に自転車に乗る。
前にも書いたが、ベルギー・オランダは運河網がすごい。
ま、オランダの事までは知らないが、自分が今住んでいる、ベルギー・Lier市だけでも凄いと思う。
僕が今住んでいるのは、Lier市の旧市街地で、中世の市壁跡の内側にいる。旧市街の市壁の外側には、堀があった(今もある)。
そして、その外側にも、運河があったりで、まあ、池やら川やら運河やらが多く、本当に水が豊富だ。
さらに、その周りには管理道路と言うか、日本ならそう言うだろうが、ここでは遊歩道・サイクリングロードが整備されている。
ひつじ・・・の、親子。

今日は運河沿いのサイクリングロードを、婦人用自転車で、走ってきた。
いつもの散歩道を超えて、運河の対岸へ・・・。
いつもは見えない景色を見る事が出来た。旧市街地の堀を超えると、すぐに牧場風景になる。(小さいかなLier市)
平坦道路なので、いきなりのトップギアでも、体重を掛けて漕いでいれば、スピードは上がって来る。
なぜギアが必要かと言うと、競技は別にして
今日、婦人用自転車で感じたのは、風だね。
向かい風になると、いくら平坦とはいえ、抵抗は大きい。その時にギアを下げるのだ!
今日はそれを体験した。
運河沿いをずっと走って行くと、運河の段差(何て言うんだろう?)高低差があるので、水の高さ調整する所があった。

運河側から見た、Lier市のグマルス教会の塔。きれいです。
Lier市の市街地が見えないから、森の中にあるようです。
所々にある休憩ベンチには休む人が・・・。
いい風景なんですねぇ、これも・・・
なんだこれは?
って、僕と自転車の影だ!

婦人用自転車って分かるかな?
男性用は、サドルからハンドル部へ直線で行くのでフレームは三角だよね。
僕も今まで気にしていなかったが、案外、みんな婦人用と、男子用をちゃんと乗り分けてますね。
僕はちょっと、婦人用に乗るのが、恥ずかしい気になっているのだが・・・。
上は、(多分)おじいちゃんが、孫娘に自転車の指導をしているところ。
こういうのって良く見かけますねー・・・。

これだけ、遊歩道、自転車道が整備されていれば、消費税が21%でも、文句を言わないよ、僕は(人によって価値観は違うが・・・)

沖縄の自転車好きの友人を、ここで走らせたら、同じ事を言うと思う。
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23.4.09

カメも木に登る陽気

ベルギーのカメ初登場でアリマス! 自宅近くの池や沼地を歩くと、のんびり魚釣りをしている人もいるが、みんな大きなタモ網を持ているんだよね。(大抵は手ぶらで帰るんだが・・・)

しかし、時々50cmクラスの魚影を見るから、万が一にもこんなものが掛ったらという、準備でしょうなあ・・・。持っていたほうが夢は膨らむか?

ベルギーでは魚釣りは許可証が必要というので、やたら釣り道具を持って歩けないのだが、どうも海の魚に慣れると、川魚を食べようと言う気にもなれないから、静観している。

いつもの釣り人はいるかなあ、なんて池のそばを通ると、なんと、池に横たわっている木にカメが登って、甲羅干しをしているじゃないか!


誰かがオダテタ訳でもないだろうが、このところのベルギー陽気で「甲羅干しでもしようか」と思ったのだろう。ベルギー人だけじゃなくカメにも太陽光線は必要なのだ!


しかし、この池にカメが生息していたとは、思いもしなかった。

ウナギくらいは、いるかもしれないと思っていたのだが(Lier市に美味しいウナギ料理屋があるから…)
カメねえ、あの寒い冬はどこにいたんだろう?冬眠するんだっけか?

陽気が続いているとはいえ、この白鳥、まだヒナは孵らないようなので、ちょっと心配になってきた。卵を温めながら、長い首を伸ばして、くちばしで巣の繕いをしていた。
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22.4.09

宙を舞うもの

3月21日の猫柳の花の写真 これは花が満開状態だね。陽が当たると黄金色に輝いてきれいなものだった。

それから、ちょうど一カ月後
天気の良い午後に、街を歩いていると、白いゴミのような物が、無数に舞っているので「何だろー、タンポポの種なんかかなー」などと考えながら、歩いていたら、しばらくしてその発生源を突き止めた!
猫柳の種が発散しているのだ!

僕は、こんな光景を見るのは、初めてだったので驚いた。


猫柳は雄株と雌株があり、それぞれ雄花と雌花を咲かせ、花粉も中を舞って受粉する。雄花はそのまま、しおれて枯れるのだが、雌花はイガイガの付いた実を膨らませ、空気が乾燥して来たら、はち切れて綿状に包まれた種子を、風に乗せて発散するのだ。


それからずっと、天気のいい午後には、他の街でも相当にこの種が舞っている。ちょっと街中がホコリっぽい感じだ。
もちろん窓を開けた家の中まで入ってくる。

我が家にもやって来ました「猫柳の種」


「柿の種」なら食えるがこいつは食えない。


せっかくだから、接写してみた(ついでに目盛りを付けて)
1mm位の種子に直径10mm位の超軽量の羽根を付けて空気を捕まえる。


これなら、なかなか落ちないで、遠くまで飛んでいくだろう。
クモの巣に引っ掛かっているのを良く見るが・・・


いやいや大したもんだ、良く出来ているなあ・・・
種の拡散の仕方はいろいろあるが、ベルギーに来てから、面白いものがたくさんある事に気付いている僕である。(グライダー式、パラシュート式、ヘリコプター式)ま、おいおい写真を撮ったら紹介していきます。


今は花の季節(猫柳は種をばら撒くのが早いな、先手必勝か?)
これはリンゴの花、ナシとか、果樹園の花も咲き誇っている。

なぜリンゴとわかるか?

去年の10月頃、この木にリンゴの実が付いていた。
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