31.3.09

首都ブリュッセル行き

 天気がいいので月曜日は、ベルギーの首都ブリュッセル(Brussel)へ行ってきた。

 前回、運転免許証の翻訳証明をもらうために、日本大使館に日本の免許証も預けてあったので、翻訳証明と免許証を受け取りに行ったのだが20日ぶりの首都行きであった。

 翻訳証明自体は3日後に来てくださいと言われていたが、そのあと暇がなかったり、天気が悪かったり?で、やっと行く事になった。

 上の写真、リール市からブリュッセルの電車、往復チケット12.6ユーロ(1,650円くらい)。片道48分かかるが、景色を楽しみながらなのでたかいとはおもわないが・・・。

 チケットの下は車内無料新聞(メトロ)、ブリュッセル市の市庁舎の写真が載っていた。

 大使館の領事部と言う所で、翻訳証明と運転免許を受け取って、あっけなく1分で用は済んだ。(この二つとIDカードを持って、居住地の市役所でベルギー免許の申請をする)。

 そのあと、大使館文化広報センターの図書室へ遊びに行った。日本の新聞を読むのが目当てだったが、前回来た時の女性職員がいたので、またいろいろ、ベルギー国内の日本関係文化事業の開催日程などを教えてもらった。

 図書室は「館」とは言えないくらい小さいので、もちろん蔵書は少ないが、日本の主要新聞が1日か2日遅れくらいで読める。そして、ベルギーにおける日本関係の行事情報が集約されているので、たまには覗いてみる価値はあると思う。

 展示物として、日本の四季の行事をかたどった置物が展示されている。

 領事部は16時までしかやっていないが、文化広報センターは17:30まで開いている。時間過ぎまでそこで遊んでしまった。

 ま、サマータイムなので、まだまだ活動できる時間だ。大使館を出てから、すぐ近くにある王宮前のブリュッセル公園を散歩して、そのあとブリュッセルの最大の観光名所、市役所前のグランプラスへ行った。

 グランプラスは明日、書く事にしよう。ブリュッセル公園は、中央駅から大使館へ行くちょうど、真ん中くらいにあるので、そこを通る事になる。

 とにかく整然ときれいに整備されている。ジョギングする人、散歩する人、仕事の帰り道に通過する人。

 ここには、あまり観光客はいないようだ(ほかに見どころは沢山あるので、こんな所でぶらぶらする暇な観光客はいない?)僕は12.6ユーロで来た観光客だから、暇はあるのさ・・・。

 噴水の向こう側にある建物は、ベルギーの国会議事堂であるようだ。写真には写っていないがブリュッセルは、ベルギーとヨーロッパ(EU)の首都だけあって、伝統的な古い建物と近代的な高層ビルが混在している。

 最後の写真は、去年の秋に実を付けて、落ちずに残ってしまったもの。たぶんメープルの木ではないかと思うのだが・・・。ボンボンがぶら下がっているようで面白い?

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30.3.09

緯度が高いって何だ?

 昨日からサマータイムになって、ちょっと変な状況になっているが、これも緯度が高いから、成せる技なので、緯度が高いって何だろう、と考えると・・・・。

 地球の赤道上空はるかかなたに、太陽があって、緯度が高い場所からは、ちょっと斜めに太陽がある感じだ。

 それに地軸の傾きがあって、四季が出来る。

 あぁ、難しい・・・。

 どんな現象があるかと言うと、写真の月は昨日のだけど三日月で、日本の三日月よりだいぶ横になっている。

 んーん、これなら童話の物語のように月の上に座れるわな・・・。
 沖縄で見る三日月は、もっと立っているので、座れない状態だった。

 それと、オリオン座(沖縄のオリオンビールのトレードマークでもある)の向きが90度くらい違うのである。沖縄ではあの三つ星は縦に並んでいたが、こちらでは横に並んでいるんですねー・・・。確か日本では夏の星座だったはずだが、こちらでは、今見る事が出来る。

 それから、衛星放送のパラボラアンテナ、これは逆に真横を向いている感じだね。
 真横に向けないと赤道上の衛星を捕えられないか。

 太陽の落ちる位置が、真冬と比べると70度くらい、北側に移動している(それで日が長くなる)。
 今日は日没が午後8時12分だった。
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29.3.09

1日が23時間しかない

 今日からサマータイムに移行した。

 寝ている間に1時間引かれるので、朝8時に起きたつもりなのに、時計は9時になっていた。

 日曜日とはいえ、なんだか時間が過ぎて行くのが速いような気がした。朝食から遅かったので、昼食は午後3時過ぎだ。軽い時差ボケ状態だ。

 昨日は義兄の家で夕食をごちそうになって、遅く帰ってきたせいもある。

 食事は鶏肉のハーブ(スパイス)焼きと、チコリのサラダ、フリッツ(ポテトフライ)、割とシンプルな食事で、アペリティフから食後まで、おしゃべりが主であった。

 彼らは去年9月に初孫が出来たので、孫可愛さの写真がたくさんあり、孫(女の子)は大スター並みの扱いである。

 なんと6か月の女の子はMyホームページを持っているのである。成長記録、家系図、この子に関わるイベントなど、すべて網羅されている。1ヶ月目くらいの時に教会での洗礼式に、僕たち夫婦も参加したので、写真で紹介されている。

 さて、今日はこれから、両親の家を訪問するとするか・・・・短い1日を有効に・・・。

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28.3.09

明日からサマータイム!

テラスの手すりに遊びに来た山バトは、寒そうに羽毛を膨らませているが、外の気温は8℃くらいである。
 ベルギーでは明日からサマータイムが始まる、日本との時差は‐7時間になる。

 今日は夜寝る前に、時計を1時間早めてから寝るのだ。(1時間捨てる)

 そうしたら明日の朝は、ベルギー国中すべて同じ時間になっている。(夜中に1時間間引きされる感じかな?)睡眠時間を1時間損する形になるが、その分夕方は時計は1時間早いので、今日まで7時から暗くなっていたのが、明日からは8時から暗くなる事になる。

 単純に時計が1時間早くなる事だけなのに、いろいろ考えるとだんだん難しくなるので、後は自由に考えてくれ。

 今日も、アナログLPレコードからCDを作っていたら、写真のMINSTREL SHOW・・・と言うアルバムが、面白い事に気づいた。

 最初は、曲目もみないで、ただキャプチャーしていたのだが、このアルバムはのっけから、軽快な音楽でフォスター(Foster)の「草競馬」だった。

 曲目を良く見るとすべてフォスターの曲で、

Camptown Races 草競馬
Oh, Susannaおおスザンナ
My Old Kentucky Homeケンタッキーのわが家
Old Folks at Home故郷の人々(スワニー河)

 割とポピュラーな曲が多かった。なかなかこの作業も楽しめるものだ。 


 今夜は、このレコードとプレーヤーを持ってきた義兄の家に、食事をしに行く。考えてみたら、サマータイム終了の日も、義兄の家でムール貝料理をごちそうになって過ごしたのだった。今日はウインタータイム終了の日だ。

 意図的に、この日に招待しているのだろうか?
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27.3.09

アナログからデジタルへ

 アナログレコードの持ち腐れは、世界共通の悩みか? ベルギーの義父は、若い頃のLPレコードを聴きたいらしい・・・。 昔はコンポステレオを揃えていたが、今は簡単な5枚CDチェンジャーのマイクロコンポでBGMを流している。時代の流れと、体力の衰えで、リモコン操作のコンポになってしまったのだ。

 でも、やっぱりたまには、気分を高めたい時、若い頃の好きだった音楽を聴きたいようだ。

 父親を元気づけようと、息子が気を利かして昔のレコード・コレクションからPCを介して、オーディオCDを作っているのだが、その息子(Katrienの兄なので、僕の義兄)が「僕は今、忙しくなっているのでYukiがやってくれないか?」と言って、我が家にレコードプレーヤーと、LPレコードを持ってきた。

 ずいぶん前に持って来たのだが、僕も取りかかるのが億劫で(ソフトの使い方の慣れとか、設定が必要なので)、一度箱を開けて確認しただけで放っていたのだが、今日やっと半日掛かりで設定や使い方の練習をして、CD3枚を作った。

 持ってきたLPレコードが、あと20枚くらい控えているが、使い方が分かれば、後は暇暇に出来る事だ。

 ところでそのレコードプレーヤーは、日本製ではないが、ずっしりとして高級感がある。それでいて若者向けで製品名が「DJ-Tech」、名前の通りDJ仕様である。スタートボタンが2個あるし、回転スピード可変つまみもある、逆回転スイッチもある。もちろんUSB出力もある。

 ベルギーのPCショップのチラシで、カセットデッキのUSB出力できる製品もあった。日本にいる時だったら欲しかったんだがなあ・・・、30年前くらいの青春時代のカセットテープが、たくさんあったのにぃー!!(大半は廃棄処分して来た)

 さて、80歳になるベルギーのお父さんは何を聴きたがっているのか?

 写真の「AMERICA SINGS」アメリカ開拓時代と言うか、西部劇時代と言うか、そのあたりの曲だった。なんと僕にも聴き覚えのあるのが何曲か入っていた(やや、僕も年寄りの仲間か?)。アメリカ合衆国の国歌も入っていた。

 そして、「RED ARMY ENSEMBLE」という、にぎやかなマーチング風の曲が多いLP。タイトルからしてこれは軍歌でしょう。

 なんと、この中にも知っている曲が・・・・・、日本の50代の方なら知っているはずの「ポーリュシカ・ポーレ」、だれが歌っていたんだっけ「みーどーりー、もーえーる、ロシアの大地にぃー・・・」なんて、思わず口ずさんでしまった。パッパカ、パッパカと、馬が草原を走るような軽快なリズムで・・・。

 軍歌だったんだねぇー、ロシア民謡とばかり思っていたが(民謡だけど軍が愛唱歌としたか)

 いやいや、ベルギーに来て、古いレコードから懐かしい曲に出会うなんて思いもしなかった。

 日本の小中学校の音楽の時間に習った(聴かされた)外国の民謡や、著名なクラシック音楽など、こちらでよく聴くので、良かったーーなんて思っているのであります。

 あと20枚くらい(実はもっとあるかもしれない)オペラが多い感じだが、どんな曲に出会うか楽しみになってきた。

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26.3.09

キム・クライシュテルス、カムバック

 ベルギーの今日のトップニュースは、ベルギー国民が前々から期待していた、テニスの「キムクライシュテルス・バック・イン・テニス」だ。

 昨日のTVニュースでは、「明日、正午にキム・クライシュテルスが記者会見を開きます」と、予告があったので、みんなが期待していた。

 そこで、今日の昼の記者会見からの写真。

 インタビューでは、最近はテニスに対してチャレンジするモチベーションが上がってきた。以前のようながむしゃらではなく、楽しくテニスをしたい。もちろんどこまで行けるか試してみたい。等と語っていた。

 キムと言えば、2001年あたりから、同じベルギーのエナンと並んで、世界の女子テニス界で活躍した。

 4大大会の決勝でベルギー対決が3度もあった。3度ともエナンに負けてしまったが、ベルギーでのテニス熱がどれほど盛り上がった事か。

 思えば、2003年の6月に初めてベルギーに来た時は、ちょうど、フレンチオープンで初めて、決勝でのベルギー対決をエナンが制したと各種新聞で1面トップに写真が載っていたのが印象的だった。
 
2003年の全仏と全英では、日本の杉山愛とペアを組み、4大大会ダブルス連続制覇している。
下のキム・クライシュテルスの公式ホームページで、カムバックプログラムが公開されている。
http://www.kimclijsters.be/

 引退後結婚し、出産も経験したが、まだ25歳の若さだ。再びトップ10入りの期待もかかる。

 ベルギーのアマチュア・テニスプレーヤーも励みになるだろうなあ。

 僕はこのニュースを、テニスクラブのTVで見ていた。一緒に見ていたオジサン達も「ウォー・・・、楽しみだねぇ」みたいな感じで、喜んでいた。

 木曜日のテニス、僕は、近頃ライバルになりつつある、30代女子チャンピオンのバーバラさんに、2-6で負けてしまった。完敗ではなく、今日の失敗を修正すれば、なんとかなりそうな負けだったので納得している。

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日本の高校野球

 甲子園選抜大会で、沖縄代表・興南高校勝利のニュースを期待して、インターネットのニュースを覗いたら、延長10回0-2で敗退となっていた。

 昨年の大会の優勝旗を持ち帰った、沖縄代表としては残念な結果になってしまった。富山商にとっては39年ぶりの勝利と言う事で、富山県にとっては喜ばしい事だったでしょう。

 ああ、しかし、ベルギーまで来ても、高校野球での沖縄県勢の活躍は気になるものだ。

 インターネットニュースしか見ていないが、2年生投手が変則モーションから投げる球で、10回を毎回の19奪三振で投げ切ったと言うのはすごい事だと思う。9回までに、打線の援護が欲しかったなぁー。

 LIVEで見たかったなー。

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25.3.09

ベルギー天気で突然ひょうーー!

 今日も朝からだらだら雨で、まーたベルギー天気かと思ったら、お昼前に晴れ間が出たりして、不安定。

 昼食後、にわかに外が暗くなり、風が吹き始め、
窓の外の大木が揺れ始めた。

 凄い風だと思っていたら、今度は雨が降り始め、最初、「おお、これは大粒の雨だ。ベルギーに来て初めての土砂降りだーー」

 と、しばらくして、ガラス越しにも音がバババッと異常に聴こえて来たので、テラスの方を良く見ると、氷粒がころころ転がっていた。

「うぉーー!あられだ、あられだ!ひょうだ、ひょうだー!」
ひとり叫んで、カメラを持ち出し、写真に撮ろうとするが、そんなものがまともに撮れる訳もなく、キズの付いたガラスみたいに撮れた(写っている事自体で、すごいと思ってくれー)

 花鉢の苔の上にある粒が、それです。直径3ミリくらいあったが、気象用語では5ミリ以上を「ひょう」5ミリ以下を「あられ」と言うそうだが、これはあられでも、どこかにひょうも降ったはずだ。

 時間にして5分から10分の間くらい、通り雨的で、そのあとまた晴れ間から陽が差した。

 アパートの前の木に巣作りを始めたハト夫婦も、びっくりしただろうなぁー・・・。

 温度計を見てみると8℃くらいだった。
 いまでも夜中は3℃以下だからねぇー、日中も10℃以下だと風が強いと寒い(沖縄の冬みたいだ)。

 10℃でも風がなく、陽が差すと温かいんだけどね。
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24.3.09

印鑑のない社会

 ベルギーに来てやっと、自分の銀行口座を開いた。

 今日自宅近くの銀行へ行って、Katrienと一緒に手続きをした。銀行員と面接して、通訳をしてもらい住民登録証であるカードを提出し(これが大切な本人確認となる)、日本で印鑑の所を、署名しなければならない。

 サインだが、オランダ語ではハンドテイクニング(handtekening)という。5-6枚くらいの書類にサインしたが、「日本語で書いていいですか?」と聞くと「もちろん構いませんよ」というので、漢字で名前を書いた。印鑑代わりと言うのであれば外国人には書けない漢字は良いかもしれない。

 ただし、自分がいつまで正しく漢字を書く事が出来るかが疑問だ・・・。

 こちらの銀行では、口座を開いても通帳なるものがないんだよね。ICチップ入りのカードをもらう事になる(3日後くらい)。買い物や現金の引き出し、預け入れはもっぱらカードで行い。残高チェックは、専用の(ATMのような)機械があり、カードを差し込んだら自動的に、前回以降の取引履歴が印刷されたカードが出て来るので、それを綴って保管するのである。

 もちろんネットバンキングも進んでいるので、インターネットで残高照会、振り込み指定などは出来る。

 カード社会のベルギーで銀行カードを手にするという事は、普通の社会生活をする事が出来るとも言える。

 認め印でも通用する、日本の印鑑社会。実印とか印鑑登録したって、実際誰が押したかはわからない印鑑より、署名の方が本人を証明できるのではないだろうか、と考えさせられた。
「閑話休題」上の写真はフランダース積みのレンガの壁、この文章の筋とは関係ありません。

 ところで、話しは違うが、日本がワールドベースボールクラシックで延長戦の末2連覇したって?さぞかし日本は盛り上がったでしょうが、ベルギーの夜中に行われていたみたいで、朝起きてインターネットのニュースを見たら「日本2連覇」となっていた。

 ベルギーに来てから、TVで野球の映像を見た事がない。スポーツチャンネルは良く見るが、サッカー、スキー、自転車、が中心で、カーレース、ボクシング、K-1、レスリング、ホッケー、バスケット、ハンドボール、テニス、バレーボール、ビリヤードやスヌーカーまで放送するのに、野球、ソフトボールは見た事がない。

 高校野球選抜大会が気になる。木曜日に沖縄・興南高校が出るのだが、こちらにいると事前の盛り上がりもないし、LIVE放送が見られない限り、盛り上がる事も出来ない。沖縄のみなさん、僕の分も応援してあげてください。木曜日の朝の良いニュースを期待しておきます。
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23.3.09

RAW写真に初トライ!

 先週は、春だ、春だと浮かれた感があったが、ベルギーでは今週は雨の週間の様である。
 
 僕もふと気が付くと、このブログの看板が真冬の「氷の世界」のLier市の風景のままだった。
 ちょっと反省して、昨日は夜中まで、看板作りに精を出していた(って、大したことないけど・・・)

 看板を替えたついでに、右側の写真のスライドショーを「ベルギーで迎える春」として、春の雰囲気に替えた。花とか鳥 ・ 木 ・ 人 ・ 街とか ・・・・ ベルギーの春を感じてもらえればうれしい。

☆スライドショーをクリックして、画面を拡大してお楽しみください(設定によって全画面にも出来ます)


 上の写真はLier市内のベギン会修道院(世界遺産)の街角(聖マルガレータ通り)レンガの壁を撮ってみた。レンガの積み方で、幅の広い列と、幅の狭い列があって、レンガの向きが違うのだが、この積み方が「フランダース積み」(日本ではフランス積みと言われる場合もあるらしい)で、ベルギー・フランダース地方の、昔からの積み方であるらしい。

 2番目の写真が、今回看板に選ばれた写真だ。これもベギン会修道院内の建物。18世紀ごろのものだろうね。花の写真にしようかと思ったが、花は一時的に咲いて消えてしまうので、レンガの家にした。

 で、何が春なんだ!と言われたら、ま、「このレンガの色を出している日差しが春である」と、答えよう。日差しの暖かさを、感じ取っていただければ幸いです。


 この後(下)は、写真に興味ない人は読まなくて結構です。


 実は、この写真には、大変な秘密が隠されている。と、言っても皆さんには関係ないが、デジカメで写真を撮るとメモリーカードに記録するが、この保存形式は普通、JPEG形式で、500KB~2MBで保存していたが、今回RAW形式と言う、プロ(セミプロ)が使うような形式で保存してみたら、写真1枚で16MBも使っていた。

 RAW形式がある事は知っていたし、4年前に買った僕のデジカメに、その機能が付いている事も知っていた。しかし、4年前、2GBのメモリーカードが26,000円もした。HDDも高かったし、DVDも一般的ではない時代に、写真1枚に16MBは大きすぎる。
 また、RAWで保存したら、PCソフトで「現像」と言う大変な作業があるらしい。と言う事で、最初から敬遠していたので、今回が初トライになったのである。
 初トライをしようと思った理由
 1.もうちょっといい写真が撮れないかなあ、と言う欲求が湧いてきた。
 2.メモリーもHDDも、DVDもかなり安くなった。
 3.RAWが特殊なものでもなくなった。
 4.RAWがGoogleの提供する無料ソフトPcasa3で、現像、補正が出来る事が分かった。
 以上のような理由で、RAWを使ってみた。
 ここでRAWがなんなのかについて書くのは止めよう。
 とにかくメモリー容量を多く使う事、現像(補正)作業と言う過程を経て、写真と言う作品を作る事。
 
 これって、一昔前の写真ファンが、自宅で暗室を作ってフィルムの現像をしていた事に似ているので、マニアックになるって事だね。
 実際、同じ絵でJPEGとRAWを比べると、シャープさと、色の深みが違うなあと感じた。
 しかし、僕はそこまでマニアにはなれないと思うので、感動的な風景に出合ったら、RAWを使ってみようと思う。
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22.3.09

春の花


 春になり、いろいろな植物が目覚め始めて、僕にとっては初めてのベルギーの春なので、初めてづくしだ。

 季節のない島(冬は寒いが)沖縄育ちなので、厳しい冬の後の春の訪れが、いかに待ち遠しいものなのかを実感している今日この頃。

 運河沿い遊歩道の土手に咲いていたのは何だろう?
 つくしなのかふきのとうなのか分からない。
大きさは北海道で見たふきのとうくらいだ。よく見ると小さな花の集まりで色もきれいだ。

 ベルギー人は歩きながら「ああ、咲いてるね」位で通り過ぎて行ったが、僕は土手に下りて行ってしゃがみ込んで撮影していた。

 この後どんな植物が芽を出してくるのだろう?




 この植物も名前は分からないが、これも小さい花の集まりで、全体でも小指くらいの大きさ。
 咲いた花が真っ白で、下のつぼみにかけてピンクから赤紫に変わって行くグラデーションがきれいだ。

 猫柳にも種類があるのか、まったく違う植物なのか、猫の尻尾のような花の形はいくつかあるようだ。
 この写真は、本当に猫のしっぽの様でかわいい。花と一緒に新芽も出てきた。陽が当たるとキラキラ輝いてきれい。





 水仙も春の花、公園のいたるところで芝生の中から群れになって芽を出し、花を咲かせている。ちょっと小ぶりのまっ黄色もある。
 花壇でもなさそうな芝生から出て来るので、ここの水仙は、手入れをしなくても、毎年出て来るのかしらと思う。




 前に紹介したフォルシチア(日本ではレンギョウというそうです。コメントで教えていただきました・ありがとう)

 公園では今が満開です。

 ベルギー風のレンガの家の庭に植えられた桜。
 写真の木と同じ大きさの木が、右側にもう1本あるのだが、なぜか片方の木だけ咲いている。

 前にも書いたように、この木、去年の12月から、チラホラ咲き続けているのである。


 であるから、散ってしまった花もあるわけで、一気に満開とはいかない。ま、今が見ごろと言うところかな。

 ベルギーでは、桜の下で花見と言う情緒はないから、この庭は現在工事中だった。



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21.3.09

みんな春気分

 ベルギーはこのところ、ずっと天気が良くて、すっかり春の陽気。

 今日も天気が朝から最高で、土曜日とあって、人々はみんな外へ繰り出した感じだった。

 僕もフロートマルクトの土曜マーケットを見学してから、あちこち散策した。

 日差しを浴びて、散歩する家族ずれが多かった。手にはカメラを持って、季節の花と写真を撮ったりして、やっぱりみんな、この日を待ちわびていたんだなあと感じる。

 今日は、運河沿いの遊歩道を、いつもより、ずーーと遠くまで歩いて行った。いつも書いているように、フランダースはどこまでも平野だから、もちろん道も平坦である。

 と言う事は、散歩も楽で、自転車でサイクリングも楽しいだろう。そう、ベルギーは自転車天国でもあるのだ。

 何しろベルギーの国民スポーツは、サッカーと自転車なのだ。自転車競技にもいろいろあるが、もちろん競輪はない。オンロードレースとオフロードレースがある。

 TVで放送するのは大抵ヨーロッパ選手権などだから(国内大会はあまり意味がないカモ・・小さい国だから)、ベルギー人が優勝すると、もう国民的ヒーローだ!

 新聞で一面トップ、出身の地元では、街をあげての祝勝会が行われているようだ。

 今日の写真にもあるように、ツーリングクラブがいくつもあるようで、各チームのユニフォームに身を包んで、颯爽と走っている。カッコいい!・・・が、近づいてみると、中高年のオジサンたちだったりする。

 今日は遊歩道、公園、そして街中のカフェテラスは、人が多かった。

 あの、ネーテ川の船上カフェが営業を始めた。もちろん客がいっぱいである。その上の柳の木も新芽が目立ち始め、緑色になっている。

 ジンメルの塔(時計台)前のカフェも、野外のテラスを最大限に張り出し、お客もいっぱい。

 みんな、太陽に向かって座るので、浜辺で日光浴をしているような、感じがしないでもない。

 写真一番下は白鳥で、なんと、遊歩道のわきで巣を作って(多分)卵を抱いているのである。白鳥もベルギー人の愛鳥精神をすっかり信じ切っているのか、ホントに、触ろうと思えば触れるくらいの場所に巣を作ったのである。

 卵を確認した訳ではないが、巣に入り始めてから2週間くらいになるので、やがてヒナが孵り、白鳥の親子の姿を見る事が出来るだろう。これもまた楽しみだ。
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20.3.09

春分の日

 3月20日、日本では「春分の日」と言う事で祝日となっている。
 ベルギーでは祝日ではない。(ちなみに日本大使館は休みの様である)

 ベルギーでは、春分の日の後、最初の満月の後の日曜日に復活祭と言う祝日があり、その次の月曜日まで休みの様である。

 近頃ホントに日が長くなっているので昨年12月18日と、比べてみると(アントワープ)
Sunrise(日の出): 8:41 am →6:45 am   2時間4分早く
Sunset (日の入): 4:36 pm →6:55 pm   2時間19分遅く

 これはすごい!4時間23分も日が長くなっている。
ちなみに現在の沖縄・那覇は
Sunrise: 6:33 am
Sunset: 6:41 pm

 ベルギーと日本ほとんど変わらない・・・・。
 しかし、これから激変するのがベルギーである。

 真夏までにあと4時間は日が長くなるだろう、そして3月29日から、サマータイムになり1時間時計を進めるので、今の午後7時は、午後8時になる。

 前回ベルギーに6月に滞在したときには、午後10時頃まで外が明るかった記憶がある。

 午後10時まで昼のような野外のカフェでビールを飲んでいると、時間の感覚がなくなってしまい、家に帰って暗くなったと思ったら、いきなり夜中の12時だった。

 観光客にはいいだろうが、毎日の仕事をしている人には、ちょっとつらいだろうなあ、と思うのである。
 遊ぶだけなら1日に2日分遊べるようなもので、大変ありがたい。

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19.3.09

木曜日のテニス

  今日は木曜日で、テニスの日。

 テニスをしながらの写真はないので、ご勘弁。

 木曜日は地元の女性、バーバラさん(30代のチャンピオン)が相手だ。

 初対戦の時、0-6で惨敗したが、先々週は6-3で雪辱した。

 先週は対戦なしで、今日は決定戦(ファイナルセット)と思っていた (相手はそうは思ってないはずだが・・・)。

 お互いのサービスキープが続き、5-6で僕のサーブ。キープすればタイブレークと言う所で、僕のスタミナ切れ・・・。ドロップショットを3回ともミスして命取り、ブレークされてゲームセット!(5-7)

 参りました。さすがだ、相手は簡単にミスをしてくれない。 

 試合時間50分かかった。その前にKatrienと1時間の練習をしていたので、そこで体力を使ってしまったのかなぁ・・・。終盤には息切れしてしまった。

 ともあれ、終わってから3人、カフェで休んで、僕はビール(PALM)。なぜか今週は特別価格で1杯、1ユーロ(128円)だった。女性たちはカプチーノを飲んでテニス談義。


 4月13日からはサマーシーズンで、夜中の12時までテニスが出来るらしい。夜の10時頃まで明るいからねえ…(一応8時からは照明が入るらしいが)

 みんな、外でテニスが出来る、サマーシーズンが待ち遠しいのである。

 今日の写真はウチのテラス。Katrienが木曜日の夜はアントワープの織物教室へ行くので、ひとりでテラスでビールを飲み、軽い夕食をした。ハーディング(いわし)の酢漬けをつまみにしただけ。

 先日紹介したアカヒゲ。ロードボルスチャー(Roodborstje)の鳴き声が良く聴こえた。

 離れた所にいる仲間と、会話をしているようなんだね。繁殖期で呼び合っているのだろう。

この枯れ枝が、緑になる日は近い。
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